前回からJava SE 6u7で提供されることになった管理ツールVisualVMについて紹介しています。 前回はアプリケーションへの接続,ヒープ,スレッドなどの監視について紹介しました。しかし,先週紹介した範囲は,見せ方は異なるものの,やはりJDKに付属している管理ツールのjconsoleでも監視することが可能です。 今回はjconsoleでは提供されない機能について紹介していきます。どんな機能かというと,プロファイラです。 プロファイラはパフォーマンスチューニングには無くてはならないツールです。また,メモリーリークなど障害対策でもよく使用されます。 VisualVMでは以下の2種類のプロファイルが可能です。 CPU Memory CPUプロファイルでは,メソッドの実行に要した時間やメソッドコールの回数などを解析することができます。 一方のMemoryプロファイルはオブジェクトの個数やサイ