文部科学省が26日に発表した体罰の緊急調査。件数が前年度より倍増した背景には、大阪市立桜宮高の男子生徒自殺を受けた学校現場での体罰禁止への意識の高まりがある。半面、体罰禁止を過度に意識するあまり、適切な懲戒権の行使さえ躊躇(ちゅうちょ)させる恐れがあるとの懸念も聞かれる。 --体罰をしてはいけない理由を簡潔に言ってください 「信頼関係が崩れるから」「力に頼るのは教育ではないから」… これは今年2月、関東地方のある自治体の新規教員採用面接試験でのやり取りだ。面接した教育委員会幹部によると、(1)法律で禁止(2)教育的、人権上許されない-という正解を答えられたのは全体の1割程度。「自分も昔、部活でたたかれてやる気が出た」という体罰容認の回答もあった。 「教室を飛び出そうとしている子供がいたらどうするか」との質問には、ほとんどが「説得する」「話し合う」と回答。実際には腕をつかむなどの行為が許され
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