在特会など「行動する保守」のヘイトスピーチ・デモと対峙してきたカウンター・レイシズムの活動はいま、特定の国および民族集団、あるいは在日外国人など少数者へのバッシングを目的とした出版物(ヘイト本)の抑制に向かっているという。それにしても一体なぜ、ヘイト本はこれほどまでに広まってしまったのか。野間易通氏と李策氏を迎え、出版業界の内幕から旧来リベラリズムの弱点、これから進むべき方向性までを話し合った。(デイリーNKジャパン編集長 高英起) クリック⇒【参加者プロフィール】 ヘイト企画の内幕を明かす 人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面 李策(以下、李) 最近はヘイト本を書店に売らせない、図書館に置かせない活動に力を入れているそうですね。 野間易通(以下、野間) そうです。本屋がヘイト本を並べてるだけでぶーぶー言うてやってね。こういう本をいっぱい並べてうれしそうに売っ