12日夜遅く、愛知県一宮市の名鉄名古屋本線で、踏切内に入ってきた乗用車と電車が衝突しました。乗用車を運転していた男性は車を残したまま、現場から立ち去ったということで警察が行方を捜しています。 電車には乗客と乗員およそ150人が乗っていましたが、いずれもけがはありませんでした。警察によりますと、乗用車は、遮断機を突き破って踏切内に入ってきたということで警察は立ち去った男性の行方を捜すとともに、事故の詳しい状況を調べています。 現場は新木曽川駅のすぐ近くの踏切で、名鉄名古屋本線は周辺で一時、運転を見合わせました。近くに住む男性は「ドカーンと、家が揺れるほど大きな音がした。車のドライバーが血を流してぐったりしていたが、気がついたらいなくなっていた」と話していました。