女性が着た雨がっぱの盗みを繰り返したとして、千葉県大網白里市のアルバイトの男(30)が、建造物侵入と窃盗の疑いで茂原署に逮捕された。男は雨がっぱをたたんでポリ袋に入れ、自宅に保管していた。調べに「においを楽しんでいた」などと供述しているという。 逮捕は20日付。同署によると、男は4月下旬、茂原市内の飲料メーカーの販売センターに侵入。雨がっぱ5着(計2万5千円相当)を盗んだ疑いがある。同署が男の自宅を捜索したところ、約30着の雨がっぱが見つかった。いずれも同じ飲料メーカーで使われているものだった。男は動機について「性的な興奮を覚えた」と供述したという。 茂原署の幹部は「嗜好(しこう)は人それぞれだが、雨がっぱ好きは長い警察人生で初めて」と困惑気味だ。