南大西洋のど真ん中に浮かぶトリスタンダクーニャは、「世界一孤立した有人島」としてギネスに載っている。 何しろ、人が定住している最も近い陸地のセントヘレナですら2,429kmも離れているのだ。町には1867年に島を訪れたエディンバラ公に因んで名が付けられたが、300余人の住民は単に”集落(settlement)”と呼んでいる。 ここへ行くには、どんなに急いでも2,805km離れた南アフリカのケープタウンから6日間の船旅を経なければならない。 野生動物の宝庫であるとともに、火山活動も活発である。1961年に噴火した際には、島民はイギリスまで避難したが、幸いにも大きな被害が出ることはなく、ほとんどの避難者が帰還している。 2. ウィッティア(アメリカ、アラスカ州)