日本代表にサプライズ選出された皆川は機動力、強さ、アイデアを兼ね備える「広島の希望」だ 【写真:伊藤真吾/アフロスポーツ】 サンフレッチェ広島サポーターの間でさえ、名前を覚えたのは最近のこと。全国のサッカーファンが「皆川(佑介)って誰だよ」と反応したのは、至極当然のことだ。 年代別代表にも縁がなく、昨年のユニバーシアードには出場したものの、前年の左ひざ前十字靱帯(じんたい)断裂という大けがの影響もあり、目立った活躍は見せていない。プロ入りした今季も、リーグ中断までベンチ入りは一度もなく、公式戦出場はACL(アジアチャンピオンズリーグ)・セントラルコースト戦での6分間(アディショナルタイムを含めて)のみだ。リーグ再開後は3得点3アシストと結果を残したことから、広島サポーターにはようやく名前と顔が浸透してきた。が、全国的には全くの無名。日本代表選出後の対徳島ヴォルティス戦後、数多くの記者がギリ