今シーズンのJ1リーグを制し、悲願のリーグ戦初優勝を成し遂げた川崎フロンターレ。そのクラブ史の中で、最も印象に残る活躍を見せた外国籍選手といえば、ブラジル人ストライカーのFWジュニーニョだろう。9シーズンに渡って川崎Fに在籍し、通算335試合に出場214ゴールを重ねたストライカーに、初のタイトルを勝ち取ったチームにメッセージをもらった。(文=藤原清美) 2003年から2011年の9年間、川崎フロンターレでプレーしたFWジュニーニョ。今は現役を引退し、故郷であるブラジル北東部の街サウバドールで暮らす彼に、チームのJ1初優勝の感想を聞くために電話すると、すでに感動で大泣きした後だと話し始めた。インターネットで、優勝した試合のビデオや写真も、いろいろ見たのだという。 「すごく感動したよ。サポーターの歓喜を見て。ケンゴ(中村憲剛)がひざまずいて泣いているのを見て。優勝はこれほど感動的なものなんだと