埼玉県久喜市高柳の「高柳大香取神社」の境内に、白いまんじゅうをいくつも重ねたような巨大キノコが出現し、住民らを驚かせた。 連絡を受けた県立自然の博物館(長瀞町)は14日、標本にするため採取した。 巨大キノコは、カサの直径15センチ前後の白色系のキノコが多数集まり、地面から束になって出ている。全体で直径は約1メートル20、高さは約60センチ。 同博物館によると、大きさやカサの形状、色、発生の状態から「ニオウシメジにほぼ間違いない」という。 神社の境内などに突然、出ることが多く、県内ではこの15年間で5例目で、2010年10月にさいたま市の神社で見つかって以来という。 地元・高柳地区の区長の男性(72)は「見たことがない大きなキノコなのでびっくり。昨年終わった境内の公園化整備で、伐採した木を埋めたことと関係があるかもしれない」と話していた。