sanjou.hatenablog.jp ちなみに、前出のサイトでは故人にバーチャルの花を手向けたり線香をあげたりすることもできる。 なんだかなあ、いちいちデジタルで安っぽいんだよなあ、と「死んだら自我は消滅」派にもかかわらずウェットな感想をもちつつ呆れてしまうが、そこで故人に寄せられた見知らぬ人々の言葉に見を通すと、半笑いでもいられなくなる。 たくさんの人たちがこの電脳上の空間を使って、「そちらで元気にやっていますか」と死者に語りかけている。 こちらは今日は暑かった、こういうことがあった、と故人に報告しながら、「あなたに会えなくなってさびしい」「生きているときはつらかったと思うけど、いまは天国で元気にやっていると信じている」、そういう言葉がそこに並んでいる。 遺されてしまった人たちには、こういう場所が必要なのかもしれないな。俺とはまったく異なる死生観だけど、そこに込められた想いや哀惜に対