京都市バスの回送バスが、誤って乗車した外国人2人を乗せたまま、約20分間走り続けていたことが10日、分かった。外国人は車内から110番して降車を求めたという。 京都市交通局によると、7日午後5時10分ごろ、26系統が終点の京都駅に到着した際、外国人の男女2人が乗車した。運転手は出発後に誤乗車に気付き、2人は外国語で降車の意思を示したが、バスは走り続け、2人は車内から110番したという。その後、右京区の光華女子学園前バス停で2人は降車した。2人の国籍は不明という。 バスは西日本ジェイアールバス(大阪市)に委託していた。同社によると、運転手は「言葉が通じないので、営業所まで連れていく予定だった」と話し、京都駅から約5キロ離れた梅津営業所(右京区)に向かうつもりだったという。同局は「運転手の対応に問題があった。事実関係を確認した上で、再発防止を考えたい」としている。
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