出版大手KADOKAWAは、「ところざわサクラタウン」(埼玉県所沢市)にある「EJアニメホテル」の営業を5月末で終了すると発表した。 同社は、開業以来集客に苦戦したことなどを挙げ、将来にわたる収益確保は困難との見通しを示した。以降の施設利用方法は未定。 同ホテルは「好きな物語に、泊まる」を理念に2…
心電図は、アップルウオッチのボタンに指を30秒間触れて記録し、連携するアイフォーンに保存する=東京都内で2023年2月22日、高橋秀郎撮影 ウエアラブル端末として常時身に着けるスマートウオッチ(腕時計型端末)を、診療に活用する医療機関が広がっている。米アップルの「アップルウオッチ」は、心電図アプリが不整脈の早期発見に役立っている。米グーグルも昨年10月、「ピクセルウオッチ」を発売した。高機能化と品ぞろえの拡充により、医療や健康管理での利用が進みそうだ。 東京都内の60歳代の男性は2021年秋、地域のクリニックの紹介で杉並区阿佐谷北の河北総合病院(杉村洋一院長)を訪れた。10年以上前から突然の動悸(どうき)に悩まされていたが、24時間計測するホルター心電図検査などでも記録できなかった。発作があって救急外来を受診しても症状はいつも治まっていた。記録がなければ医師は診断できない。男性は米アップル
「お前みたいな差別主義者は大阪に来るな」。緊張感に包まれた会議室の雰囲気は、怒号で一変した。 声の主は橋下徹・大阪市長(当時)。2014年10月、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の桜井誠会長(当時)と市役所の一室で向き合った。特定の民族への憎悪や差別をあおる「ヘイトスピーチ」が社会問題となり、対策を検討していた橋下氏が「自分が直接対応してもいい」と述べたことで実現した面談だった。 いざ始まると、2人が相手を「あんた」「お前」と呼び合うなど、すぐに険悪なムードに。それぞれの主張を言い合うだけで終わり、30分間の予定だった面談は10分足らずで打ち切られた。パフォーマンスの域を出なかった対面は「何の意味があったのか」と批判が集中した。
佐賀県上峰町の大幸園で11日から繰り広げられた第72期ALSOK杯王将戦七番勝負第6局(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、上峰町、起立工商DMO共催、ALSOK特別協賛、囲碁・将棋チャンネル、立飛ホールディングス、森永製菓協賛)は12日午後3時56分、藤井聡太王将(20)が挑戦者の羽生善治九段(52)を88手で降し、対戦成績4勝2敗で初防衛を果たした。羽生九段はタイトル獲得通算100期達成を果たせなかった。 終局後、羽生九段は「全体的に指し手の正確さというか、精度を上げないといけないなと感じたシリーズでした。足りないところを改善して、また次に臨めたらいいなと思っています」と、またタイトル戦の舞台を目指す意欲を示した。終局後直後のインタビューの主なやり取りは次の通り。
日銀の白川方明前総裁が、国際通貨基金(IMF)の季刊誌に寄稿した論文で、黒田東彦総裁による10年間の大規模金融緩和を「壮大な金融実験」として批判的に論じた。これまで黒田日銀の政策について表立った発言を控えてきた白川氏だが、黒田氏の退任が4月に迫ったタイミングで批判した形だ。 論文は金融政策の新たな方向性に関するもので、英文で3ページある。1日にIMFのウェブサイトで公表された。 そのなかで白川氏は、黒田氏が実施したマイナス金利や大量の国債購入など異例の金融緩和策について、「物価上昇の面から見て影響は控えめだった。そして経済成長の面から見ても同じく効果は控えめだった」と評価。「必要なときに金融政策を簡単に元に戻せるとの幾分ナイーブな思い込みがあったのではないか」と指摘した。
探査機はやぶさ2が小惑星リュウグウから持ち帰った試料に、左手型のアミノ酸と右手型のアミノ酸がほぼ同数含まれていたと、九州大や宇宙航空研究開発機構(JAXA)などのチームが23日付の米科学誌サイエンス電子版に発表した。 地球の生命の起源はリュウグウのような小天体が宇宙から運んだとする「宇宙起源説」がある。もしリュウグウの試料に左手型のアミノ酸が多ければ、宇宙起源説の根拠となっていた可能性があった。チームは「今回の成果からは結論は言えないが、宇宙起源説を否定するものではない」としている。 有機物には、同じ化学式だが鏡に映したように構造が反転しているものがある。それを左右の手に例えて左手型、右手型と呼ぶ。数百種類あるアミノ酸の一部もこの性質を持つ。
2025年大阪・関西万博の会場となる夢洲を視察する参加各国の代表者ら=大阪市此花区で22年10月26日午前8時45分、久保玲撮影 大阪市のベイエリアの西端に、住民が一人もいない六角形の島が浮かぶ。広さは約390ヘクタール、東京ディズニーランド8個分。海を埋め立てて造成された人工島で、かつて五輪開催の夢も託された夢洲(ゆめしま)だ。 昨秋、100人を超える外国人らが大型バスで乗り付けた。2025年大阪・関西万博に参加する各国の代表者らだ。開幕まで2年半を切り、会場となる夢洲の視察に訪れたのだ。 海風が吹き付けるなか、記念撮影をしていた一人が言った。「会場はどこか」。そう思うのも無理はない。会場予定地(約155ヘクタール)の大部分は更地で、万博の影も形もない。パビリオン(展示館)の建設工事はこれから本格化する。 汚名が付いた謎を追う 夢洲では万博に続き、カジノを含む統合型リゾート(IR)の開業
年明けに「異次元の少子化対策」を掲げた岸田文雄首相から、早くも「異次元」との言葉が聞かれなくなった。23日の施政方針演説で用いた言葉は「次元の異なる少子化対策」。意味は同じだが「よりマイルド」(元官僚)な表現だ。その背景には、対策の優先順位を巡る悩みがあるようだ。 「異次元」との表現、首相避ける 首相は30日の衆院予算委員会で「次元の異なる少子化対策を実現したい」と繰り返し強調した。立憲民主党の岡田克也幹事長から「次元の異なる」の意味を問われ、「日本全体として子ども・子育て政策はそれぞれの国民が自分たちの未来にかかわるものだという意識を持って取り組む」などと説明したが、「異次元」との表現は避け続けた。 「異次元の少子化対策」は、首相が4日の年頭記者会見で初めて打ち出したフレーズだ。今年「挑戦する」課題として「全力で取り組む」と表明。①児童手当を中心とした経済的支援の強化②全ての子育て家庭を
記者団の取材に答える岸田文雄首相の近くで、ポケットに手を入れて立つ木原誠二官房副長官(右)=米ワシントンで2023年1月13日、竹内望撮影 岸田文雄首相の欧米など5カ国歴訪に同行した木原誠二官房副長官がSNS(ネット交流サービス)上などで批判されている。首相が記者団の取材に応じている時にズボンのポケットに手を入れて近くに立っていたためだ。木原氏は17日、ユーチューブ番組の中で母親から叱られたことを明かし、「申し訳ありませんでした」と謝罪した。 木原氏が批判を浴びたのは、13日(日本時間14日)、米ワシントンのホワイトハウス近くの大統領迎賓館「ブレアハウス」の中庭での一コマ。立ったまま記者団とやり取りする「ぶら下がり取材」を受けている首相の近くで、一時ポケットに両手を突っ込んで立っていた。朝日新聞官邸クラブがツイッターに投稿した動画にその様子が映っており、SNSで「態度だけは首脳級」「総理よ
学校の理不尽な「ブラック校則」が話題になって久しい。見直しの機運は高まっているが、まだまだ謎のルールは存在する。一方で、校則を撤廃した学校もある。東京都千代田区立麴町中学はその一つだ。当時、同校校長で宿題や定期テストの廃止も手がけた工藤勇一さん(横浜創英中学・高校校長)に校則撤廃のいきさつを聞いた。
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