「男鹿市・潟上市・秋田市沖」に関係する国や自治体、漁業者らによる協議会。国は2022年12月28日、同海域での事業者公募を始めた=秋田市で2022年8月2日午後2時8分、猪森万里夏撮影 秋田県沖で全国に先駆けて商業運転を始めた大型の洋上風力発電所。2022年に稼働した能代港に続き、秋田港でも運転開始が間近だ。日本の再生可能エネルギー導入を加速させる「切り札」として期待される洋上風力だが、地元には何をもたらすのだろうか。(第4回/全4回)【猪森万里夏】 この連載は全4回です。 このほかのラインアップは次の通りです。 第1回 吹き始めた洋上風力の「風」 にぎわいを取り戻せ 第2回 人口減への危機感 洋上風力に託す「若者定着」 第3回 地元受注率は1割強 生き残りかけた企業の挑戦 深刻な担い手不足と高齢化 「洋上風力には、時代の流れで賛成するようになった」。秋田県内の漁業者から、たびたび耳にする