「エホバの証人」の宗教2世で「C-C-B」の元ギタリスト、関口誠人さん=東京都新宿区で2023年2月6日、幾島健太郎撮影 親の信仰の影響を受けて育つ「宗教2世」。安倍晋三元首相の銃撃事件をきっかけに、多くの当事者がその体験を語り始めています。信仰とは、家族とは、生きるとは。寄せられた「声」をシリーズで届けます。 声を聞いて・宗教2世(13)元CCB・関口誠人さんの場合 「お母さんが危篤だ」。親族から連絡を受け、雪の中を病院まで走った。ベッドに横たわる母は、けいれんしながら心臓マッサージを受けていた。間もなく臨終を告げられたと思うが、はっきりした記憶がない。ぼうぜんとしたまま病室を飛び出し、病院の前にある道路で車にひかれそうになった。信仰を貫き最期まで輸血を拒んだ母。その死を受け止めるには長い時間が必要だった。 ロックバンド「C-C-B(シーシービー)」の元ギタリスト、関口誠人(まこと)さん
![声を聞いて・宗教2世:「母は輸血を拒否したまま死んだ」 願った延命、葛藤続けた40年 | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a4dabd1f886b961c6a2302fc7e72980fe4bf7fd6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2023%2F04%2F13%2F20230413k0000m040126000p%2F0c10.jpg%3F1)