34歳の若さで夭折した作家・伊藤計劃のデビュー作で数多くの賞に輝いた同名小説をアニメ映画化した作品。本来は一昨年に『屍者の帝国』(未完の作品を円城塔が完成させたもの)、『ハーモニー』(遺作)と3作連続公開される予定でしたが、スタジオが製作中に倒産するという予想外の事態が発生して製作中止・公開延期となっていたものです。一時は未完のままに終わる危機もあったのですが、その後、本作のために新スタジオ「ジェノスタジオ」が設立され、ようやく完成しました。 9.11以降、世界はテロの脅威にさらされることになり、ついにサラエボが原理主義者の自爆テロで核爆弾によって消滅するという事態が発生します。これをきっかけに先進諸国(特にアメリカ)は徹底したセキュリティ管理体制に移行、人々は自由と引き換えにテロの恐怖からの安心を享受していました。しかしその一方で、後進諸国では紛争が絶えることはなく、内戦や大規模虐殺が増
ボンクラ青春SFとしての『虐殺器官』 ~以後とか以前とか最初に言い出したのは誰なのかしら?~(前島賢) ※このノートは全文無料で読むことが出来ます。 ※このnoteは、もともと『S-Fマガジン』2015年10月号(「伊藤計劃特集」号)に掲載されたものです(公開に当たり加筆修正を行っています)。2017年2月3日の劇場用長編アニメーション映画『虐殺機関』公開を記念し(と原作のとある要素がちゃんと映像化されていることを祈って)、全文を無料公開します。皆様の読解と鑑賞の一助となれば幸いです。 ※今回の公開を快諾してくださったSFM編集部に心から感謝いたします。 ■はじめに 伊藤計劃氏に直接お目にかかれたのは、とある雑誌での取材と、その縁で一度お見舞いに伺った程度だ。僕がライトノベルのライターだったこともあって、「自分もラノベを書いてみたい。鎌とハンマーで戦う社会主義的魔法少女の話とか」と言って笑
こんにちは、ピコシムです。 保育園落ちた日本死ね!!! が、はてな匿名ダイアリーに投稿されてから、そろそろ1年になります。 国会でも取り上げられ、流行語にもなりました。 相変わらず待機児童は社会問題となっていますが、その先進的な取り組みによって待機児童数を減少させた横浜市について、市民から疑問の声が上がっています。 横浜市から保育園落選の通知と一緒に「横浜市では待機児童のことを保留児童っていうんやで。だから待機児童はゼロなんやで」という文書が送られてきた。これは喧嘩売られてるんだろうか— あいださん (@aidasansan) 2017年1月31日 横浜市は待機児童政策で先進的な取り組みをしているので、なんて運が悪い人なのでしょう。と思ったのですが、カラクリがありました。 政令都市の待機児童数 出典:保育所等関連取りまとめ 厚生労働省(H28.4.1) 画像はご自由にご利用ください。 政令
東京大学(東大)と東京工業大学(東工大)は1月31日、冥王星の赤道域に存在するクジラ模様の褐色の地域「クトゥルフ領域」が、衛星カロンが形成されたときのジャイアントインパクトの痕跡であると発表した。 同成果は、東大 大学院理学系研究科の関根康人 准教授、東工大 地球生命研究所の玄田英典 特任准教授らによるもの。詳細は英科学誌「Nature Astronomy」に掲載された。 直径2400kmほどの準惑星である冥王星の中で、もっとも目を引くのが赤道域を中心に幅約300km、長さ約3000kmにおよぶクジラ模様(クトゥルフ領域)であるが、これまでの研究から、水氷と褐色の高分子有機物が混合した物質でできていると考えられてきた。冥王星が含まれるカイパーベルト天体に存在する褐色物質の候補としては、大気中の化学反応でできる有機物エアロゾルが考えられてきたが、そうしたエアロゾルは全球的に生成し、地表面に比
果たしてGitLab.comで何が起きたのでしょうか? これまでの経緯をまとめました。 スパムによるトラフィックのスパイクからレプリケーションの不調へ GitLab.comは今回のインシデントについての詳細な経過を「GitLab.com Database Incident - 2017/01/31」で公開しています。また、もう少し整理された情報がブログ「GitLab.com Database Incident | GitLab」にも掲載されています。 これらのドキュメントを軸に、主なできごとを時系列に見ていきましょう。 1月31日16時(世界協定時。日本時間2月1日午前8時)、YP氏(Yorick Peterse氏と思われる)はPostgreSQLのレプリケーションを設定するためにストレージの論理スナップショットを作成。これがあとで失われたデータを救う幸運につながります。 1月31日21時
1月31日、ロイター/イプソス調査で、トランプ大統領が打ち出した難民・移民の入国制限について、より安全になったとの回答は約3割にとどまり、入国制限自体に対する評価は米国民の間でほぼ真っ二つに割れていることが分かった。写真はカリフォルニア州ロサンジェルス国際空港で、ボランティアとしてサービスを提供しはじめた移民弁護士たち(2017年 ロイター/Monica Almedia) [ニューヨーク 31日 ロイター] - ロイター/イプソスが31日公表した調査で、トランプ大統領が打ち出した難民・移民の入国制限について、より安全になったとの回答は約3割にとどまり、入国制限自体に対する評価は米国民の間でほぼ真っ二つに割れていることが分かった。
Yahoo!検索ではさまざまな人々が働いていますが、最近増えているのはインドからグローバル採用で入社した社員です。いつの間にか人数も増えて、Yahoo!検索にすっかりなじんでいるのですが、そもそも彼らがどういう経緯で入社したのかは聞いたことがありませんでした。 そこで、最初にインドから入社したナイク・アヌプさんとプラサド・ハーシュさんに話を聞いてみました。ふたりが日本に来て、しかもYahoo!検索で働くことになった理由とは......? ふたりは、2015年にYahoo! JAPANコーポレートブログの「『開発に言葉の壁はない』グローバル新卒2年目の若手社員を紹介」にも登場しています。ふたりはいまや言葉の壁をすっかり乗り越えて、流暢(りゅうちょう)な日本語で話してくれました。 ナイク・アヌプさん(左)とプラサド・ハーシュさん(右) 日本語が大変だったのは仕事よりも日常生活 ――おふたりは何
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