入管の異常事態が続いている。昨年12月には、東日本入国管理センターで複数の職員が収容者を強引に制圧する映像が『NEWS23』(TBS系)などで放送された。 その映像では、数人の職員がトルコ出身のクルド人男性・デニズさんを無理やり床に押さえつけ、さらにはスリーパーホールドのような絞め技をかけている様子まで映されていた。暴行を受けている間、デニズさんは「やり過ぎ、やり過ぎ、痛い、痛い」と叫んでいた――。 日本の在留資格がなく国外退去を求められている外国人たちが出入国在留管理庁(入管庁)の収容施設に長期収容されている問題。 収容の期限が無期限でいつ出られるかが分からず収容者は精神的に追い詰められているうえ、医療や食事などの環境が劣悪で、入管施設内では収容者が抗議の声をあげている。 医療放置による病死や、自殺者も複数出ている。2019年6月には、長崎県の大村入国管理センターでハンガーストライキを行