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ブックマーク / blog.livedoor.jp/editors_brain (3)

  • 編集者の日々の泡:「アニメ化を断った話」を考えた話

    2019年03月30日 「アニメ化を断った話」を考えた話 Tweet なんかアニメ化断念作家の話が周囲で話題になっていた。これなんだが。新人作家が編集者に翻弄された経緯を綴ったエッセイで、一読した印象としては無残な感じだ。 このエッセイに対し、「これは編集者あるあるである」的な感想を残している方がいる。それは正しい面もあるが、厳密には間違いなので、編集者である私の感想など書いておこうかなあと。 まず編集者といっても、担当媒体でかなり行動原理が違う。私は雑誌系編集者だが、著者(ライター)からのメールを1か月放置するなどあり得ない。当たり前だが、それでは月刊誌だろうが週刊誌だろうがが出ない。 雑誌編集者なら1日100以上は普通にメールを処理するはず。たとえそうでも締め切りで忙しくても、基的には数時間以内には返答メールを出すはずだ。結論を出すのが難しい案件であれば、「今はわからないが、多分

    kamanobe
    kamanobe 2019/04/05
    笙野頼子を思い出した。
  • 編集者の日々の泡:私が担当した電子書籍、絶版にしました

    2014年06月20日 私が担当した電子書籍、絶版にしました Tweet ところで、私が担当して出版した電子書籍、絶版にしました。 この書籍を企画したのは2010年。もう4年前だ。当時の電子書籍は、紙の書籍に比べ販売部数が1〜2%程度。つまり紙なら1万部出るを電子化すると、販売部数は100部とか。 1500円で初版1万部の書籍なら、著者に入る印税は、10%で150万円。これが電子書籍では2万円といったところだ。 私が手がけたのは、紙の書籍を並行させない、電子書籍オリジナルの企画。売れないとはっきり言った上で、「一緒に新しい市場に挑戦しよう」と著者の方を口説いた。 とはいえ丸損を押し付けて書き下していただいたわけではない。そんなこと、申し訳なくてできない。そうではなくて、原稿自体、「原稿料」という形ですでに償却済みのものを書籍化した。 もともと書籍化の約束があって書いていただいたものではな

  • 編集者の日々の泡:「出版社はビジネスモデルを守るため、電子書籍に後ろ向き」←まだこんな寝言唱えてる人がいる。しかもコンサル屋・マーケ屋なのに

    2013年06月05日 「出版社はビジネスモデルを守るため、電子書籍に後ろ向き」←まだこんな寝言唱えてる人がいる。しかもコンサル屋・マーケ屋なのに Tweet マルチメディア総研のWebに、「電子書籍市場、出版社と書店の間に“意識のずれ”」という記事が出た。タイトルが興味を惹いたので読んでみたが、相も変わらずの「出版社陰謀説」的言説でうんざりした。 このクラウド&モバイル・ソリューション研究グループ/山口泰裕氏は、出版社にきちんと聞き取りしたのかな? 山口氏の論旨の流れをまとめると以下だ。 1●電子書籍が出回ることで、その便利さや価格の安さなどから読書ユーザーが紙から電子へとシフトする 2●出版業界のビジネスモデルが崩壊しかねないとして、出版社が電子書籍の普及に及び腰 3●結果的に電子書籍として「商品化」されたものの多くが「紙からの焼き直し」にとどまっている まず、「出版社が電子書籍の普及

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