ヒールのある靴の着用に異議を唱える「#KuToo」を拡散させる運動を行った女性に対し、SNSでひぼう中傷する内容を投稿したとして徳島県の職員が減給の懲戒処分を受けました。 処分を受けたのは県立海部病院の主任を務める37歳の男性職員です。 県によりますと、この職員は道路整備課に勤務していた4年前の令和2年2月、旧ツイッターで、職場や就職活動で女性がヒールのある靴の着用を強制されることに異議を唱え、「#KuToo」をネット上で拡散させた俳優の石川優実さんに対し、名誉毀損や侮辱にあたる内容を投稿したということです。 職員は旧ツイッター上で、「青識亜論」というアカウント名で活動し、石川さんから損害賠償を求める訴えを起こされ、東京地方裁判所から慰謝料など33万円の支払いを命じる判決を言い渡され、去年12月、東京高等裁判所で1審の判決を受け入れることで、和解が成立したということです。 県の聞き取りに対
神奈川県内にすむ男性が河原で拾った石を熱帯魚を飼育している水槽に入れていたところ「まりも」が現れ、国立科学博物館で調べた結果、これまで国内で1例しか報告例がない珍しい「まりも」だったことが分かりました。 研究チームは、ほかにも見つかる可能性があるとして情報提供を呼びかけています。 見つかったのは、まりもの一種「モトスマリモ」です。 北海道の阿寒湖などに生息する「マリモ」と富山県などで確認されている「タテヤママリモ」の2種に続く国内3種目としておととし、山梨県の個人が所有する水槽から発見されました。 国立科学博物館によりますと、神奈川県内の住宅の水槽の中にまりもが現れ、遺伝情報などを調べた結果、国内2例目の「モトスマリモ」と確認されたということです。 水槽の持ち主の男性に聞いたところ、3年前、多摩川の河原で拾った石を熱帯魚を飼育している水槽に入れたところ、しばらくしてから石の表面に付着した藻
中国の企業が運営する動画共有アプリTikTokについて、アメリカ議会下院は安全保障上の懸念があるとして、半年以内にアメリカ国内での事業を売却しなければ国内での利用を禁止する法案を超党派で可決しました。 この法案は中国の企業バイトダンスが運営するTikTokについて、「敵対国からの安全保障上の脅威」だとして、180日以内にアメリカ国内での事業を売却しなければ、アプリの配信などを禁止するものです。 アメリカ議会下院は13日、この法案の採決を行い、352対65の超党派で可決しました。 TikTokを巡っては、中国政府に対する情報漏えいへの懸念から、バイデン政権が去年から連邦政府の機関に対して公用の端末での利用を禁止しています。 今後、法案は上院で審議が行われますが、TikTokは若者を中心に人気があり、この法案は表現の自由を制限するとして慎重な意見も多く、上院で可決するかは不透明な状況です。
アメリカ政府が女性の地位向上などに貢献した人を表彰する「世界の勇気ある女性賞」の授賞式がホワイトハウスで行われ、みずからの性被害を訴え、自衛隊の改革にもつなげたとして選ばれた元陸上自衛官の五ノ井里奈さんらに賞が授与されました。 アメリカ国務省は人権擁護や女性の地位向上などに貢献した女性に「世界の勇気ある女性賞」を授与していて、ことしは元陸上自衛官の五ノ井里奈さんなど12人が選ばれました。 4日、首都ワシントンのホワイトハウスで開かれた授賞式には、ジル・バイデン大統領夫人やブリンケン国務長官らが出席し、壇上に並んだ五ノ井さんら一人一人に対して賞が授与されました。 国務省は五ノ井さんの受賞理由について「自衛隊での性被害を訴え、日本社会ではタブー視されている問題に光をあてた」と説明しています。 ジル氏はあいさつの中で「この壇上にいる女性たちは、沈黙することを拒み、恐怖やリスクにさらされながらも、
東京 港区六本木の人気ショークラブ「バーレスク東京」の経営者が無許可で従業員の女性たちに客を接待させたなどとして、風営法違反の疑いで警察に逮捕されました。店は連日ほぼ満席で、月の売り上げは平均で2億円に上っていたということで、警察が営業実態を詳しく調べています。 逮捕されたのは、東京 港区六本木のショークラブ「バーレスク東京」を経営する、会社役員の内藤良太容疑者(51)です。 愛知県警察本部によりますと、内藤容疑者は去年11月、風俗営業の許可を得ずに店の女性従業員に客を接待させたなどとして風営法違反の疑いが持たれています。 調べに対し、容疑を認めているということです。 店内には、ステージが設けられ女性従業員が水着や下着姿でダンスし、客席まで降りて接待するなどしていて、客が配るチップ目的で過激な接客をする女性従業員もいたということです。 また、深夜1時以降には「アフターパーティー」などとして
野生の蚕「野蚕」を死なせずに糸をとる方法を考えた岡谷市の小学生が、全国規模の科学コンクールで最高賞を受賞しました。 岡谷市の長地小学校4年の八並伸之介さんは、「全国児童才能開発コンテスト」の科学部門・高学年の部で、最高賞にあたる文部科学大臣賞を受賞しました。 岡谷市でも盛んだった製糸業では、繭を煮てから糸をとるのが一般的ですが、八並さんは5歳のころから「野蚕」を育てるなかで、死なせることなく糸をとる方法を考えるようになりました。 去年は8種類の「野蚕」の飼育に取り組み、このうち「ウスタビガ」の繭は、上部に穴が空いていることを発見しました。 そこで八並さんは、穴から幼虫を取り出したうえで薬品を加えた水で繭を煮て、2メートルほどの糸をとることに成功しました。 別の場所で育てた幼虫も無事、成虫に育ったということです。 さらに八並さんは、ウスタビガの繭が黄緑色の外側と紫色の内側の2層構造になってい
ペットと一緒に生活できる避難所は28日、珠洲市の飯田公民館に設けられました。 ペットを避難所に連れて行けずに自宅にとどまったり、車中泊を続けたりする人もいて体調の悪化も懸念されるとして、NPO法人が市と協議して利用可能な施設を探すなど準備を進めてきました。 公民館には全面にブルーシートが敷かれ、ペットの餌などが用意されているほか、避難者用のベッドのすぐ横にペットが過ごせる段ボールのケージが置かれています。 犬と猫は対応が可能で、それ以外の動物についても相談に応じるとしていて、すでに4世帯が入ることが決まっているということです。 このうち八木和子さんの家族は、飼っている犬と一緒に28日からこの避難所で過ごすことにしました。 これまで避難していた小学校にも犬を連れて行っていましたが、ほえるのを怖がる避難者もいて、周りに気を遣う生活が続いていたということです。 八木さんは「周囲に気を使わなくてよ
太ることをおそれ、食事を極端に制限してしまういわゆる拒食症について、国立精神・神経医療研究センターなどのグループが多くの患者の脳の画像を詳しく調べたところ、症状の重さに関係する脳の部位をつきとめたと発表し、拒食症をより正確に診断する技術につながるとして注目を集めています。 この研究は国立精神・神経医療研究センターの関口敦室長などのグループが行いました。 グループでは国内の5つの医療機関で「神経性やせ症」、いわゆる拒食症と診断された女性103人の脳のMRIの画像を詳しく分析し、健康な女性の脳の状態と比較しました。 その結果、拒食症の患者では症状が重くなるほど、脳の「腹側前頭前野」と「後部島皮質」という2つの部位の体積が増加していることが分かったということです。 2つの部位はそれぞれ感情や食欲を抑制したり、吐き気などの感覚を処理したりする際に働く場所だということです。 拒食症は初期では患者自身
●青葉真司被告は、2019年7月、京都市伏見区の「京都アニメーション」の第1スタジオに火をつけ、社員36人を殺害し、32人に重軽傷を負わせたなどとして殺人や放火などの罪に問われました。 ●判決で、京都地方裁判所の増田啓祐裁判長は、冒頭で結論にあたる主文を述べず判決の理由を先に読み上げました。 ●裁判長は犯行の動機や経緯について「被告は、孤立して生活が困窮していく状況の中で京都アニメーションが自分の小説を落選させたうえにアイデアの盗用を続けて利益を得ていると思い恨みを強め、どうしても許すことはできないと考えた。バケツ内のガソリンをかなりの勢いで従業員の体や周辺に浴びせかけ『死ね』とどなりながら火をつけて36人を殺害した」と述べました。 ●最大の争点となった被告の責任能力については「被告は犯行当時、妄想性障害で妄想が京アニを攻撃しなければならないという動機の形成には影響したが、過去にガソリンが
19日朝、東京 大田区で集合住宅2棟が焼ける火事があり、これまでに1人がけがをして病院に運ばれました。消防が逃げ遅れた人がいないか確認を進めています。 19日8時すぎ、東京 大田区東蒲田の2棟の集合住宅から火が出ていると消防に通報がありました。 消防車など35台が出て消火活動にあたり、火の勢いは収まりつつありますが、これまでにあわせて250平方メートルが焼けたということです。 この火事で1人がけがをして病院に運ばれました。 火事があった住宅は外国人向けのシェアハウスとみられ、24人が住んでいたという情報もあって、消防が逃げ遅れた人がいないか確認を進めています。 現場は京急蒲田駅から北東に500メートルほど離れた住宅が密集する地域です。 19日午前8時半ごろに撮影された東京 大田区の火災の映像です。 炎が激しく立ちのぼって建物の広い範囲に燃え広がっています。 柱の一部が焼け落ちて崩れている部
国内で新型コロナウイルスの感染が初めて確認されてから、1月15日で4年です。新たな変異ウイルスが世界的に増加しつつあることに加えて、感染後の後遺症の相談も各地で相次いでいて、今後も感染対策とあわせて後遺症への対策をどう進めるかが課題になっています。 新型コロナウイルスは、4年前、2020年の1月15日に、国内で初めての感染が確認され、新型コロナで亡くなった人は、人口動態統計で去年8月までに※9万5830人に上っています。 (※人口動態統計から算出した死者数) 去年5月に感染症法上の位置づけが5類に変更されて以降、国は患者や医療機関への公費での支援を縮小してきました。 現在も ▽新型コロナワクチンの無料接種や ▽高額なコロナ治療薬への一部公費負担 ▽入院医療費の補助 ▽医療機関への支援などは続けていますが、これらの支援は今年度末までが期限となっています。 このうち、新型コロナのワクチン接種は
宅配大手のヤマト運輸が、配達を担当するおよそ2万5000人の個人事業主との契約を今月末までに終了するとしていることを受けて、当事者である配達員や労働組合が撤回を求める抗議活動を行いました。 ヤマト運輸はダイレクトメールなどの配達業務を日本郵便に任せることに伴い、配達にあたる個人事業主、およそ2万5000人との委託契約を今月末までに終了するとしています。 これを受けて9日、当事者や支援にあたる労働組合など100人近くが都内にあるヤマト運輸の本社前に集まり、撤回を求めて抗議の声をあげました。 労働組合によりますと、会社側は「個人事業主は法律上の労働者にあたらない」として団体交渉を拒否しているということで、配達員側は東京都労働委員会に救済の申し立てを行っています。 個人事業主として都内で25年以上にわたって配達を続けてきたという高本博純さん(74)は「配達に誇りを持って一生懸命仕事をしてきたのに
今回の能登半島地震では、石川県内に住む多くの外国人も被災しています。避難生活を続けている人の中には支援へ感謝を示す一方、職場も被災する中で今後の生活に不安を訴える人もいます。 石川労働局によりますと、県内で働く外国人労働者は、おととし10月末の時点で1万1450人と、多くの外国人が製造業や慢性的な人手不足が続く介護・福祉の分野を支えています。 国籍別では、ベトナムが最も多く4321人と全体の3分の1以上を占めています。 今回の地震で被災し、石川県穴水町で避難生活を続けているベトナム人のルオン・ドク・チンさん(35)が7日、オンラインのインタビューに応じました。 チンさんは4年前に来日し、卵の仕分けなどを行う工場で働いていて、地震が起きた直後、共同生活を送るほかのベトナム人とあわてて自宅から外に出たところ、近所の人たちから津波が来るから逃げるよう言われ、一緒に高台に避難したということです。
3畳ほどの拘置所での日々。 いったいどのくらいの時間がたっただろうか。 技術者として、長年会社に貢献してきた男性の体調は日増しに悪化していきました。 幾度もの保釈請求は繰り返し却下。がんと診断されたあとも、精密な検査を受けさせてもらうことさえできませんでした。 亡くなってから半年後に、実質的な無罪の判断がなされました。 男性の命を奪ったものは何だったのか。 関係者の証言、2500ページに及ぶ資料を分析した先にみえたのは、命を軽視しているかのような司法手続きのありようでした。 (社会部記者 佐伯麻里) 相嶋静夫さん。 青春時代にラジオやアンプを作ることに夢中になり、大学に入ると、化学の実験に明け暮れました。 自分の得意なことが生かせるのではないかと機械メーカーに入社。 以来35年間、技術畑を歩みました。 客の要望に合わせた機械をなんとかして作ろうという熱い思いを持った技術者だったといいます。
漫画家 手塚治虫さんの代表作の1つで、生命と医療をテーマにした漫画「ブラック・ジャック」の新作を生成AIを使って制作するプロジェクトが完了し、20日、作品の一部が報道関係者に公開されました。 20日、東京・港区の慶應義塾大学で報道関係者を対象にした新作完成の報告会が行われ、手塚治虫さんの長男でプロジェクトの総監督を務めた手塚眞さんや、総合プロデューサーで人工知能が専門の慶應義塾大学の栗原聡教授らが出席しました。 ことし6月から始まったプロジェクト「TEZUKA2023」は、連載から50年を迎える手塚治虫さんの代表作の1つ「ブラック・ジャック」の新作を、生成AIを使って制作する試みです。 報告会の冒頭、眞さんは「予定どおり完成してほっとしています。AIと人間が協働作業でしっかりと作り上げることができて嬉しく思います。大変興味深いものが出来上がったと感じています」と述べました。 今回の新作は、
性同一性障害の人の戸籍上の性別について定めた特例法では、▽生殖機能がないことや▽変更後の性別に似た性器の外観を備えていることなど複数の要件を満たした場合に限って性別の変更を認めていて、事実上、手術が必要とされています。 この要件について戸籍上は男性で女性として社会生活を送る当事者は「手術の強制は重大な人権侵害で憲法違反だ」として、手術無しで性別の変更を認めるように家庭裁判所に申し立てましたが、家裁と高等裁判所は認めませんでした。 25日の決定で、最高裁判所大法廷の戸倉三郎 裁判長は、生殖機能をなくす手術を求める要件について「憲法が保障する意思に反して体を傷つけられない自由を制約しており、手術を受けるか、戸籍上の性別変更を断念するかという過酷な二者択一を迫っている」として憲法に違反して無効だと判断しました。 一方、そうした制約の必要があるかどうかについて、 ▽子どもが生まれ、親子関係の問題が
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