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ブックマーク / virtualgorillaplus.com (6)

  • 王谷晶「東京都稲城市に次元の扉が開いて十年が経った」 | VG+ (バゴプラ)

    先行公開日:2023.5.27 一般公開日:2023.6.17 王谷晶「東京都稲城市に次元の扉が開いて十年が経った」 7,551字 寮から職場まではのんびり歩くと十分くらいかかってしまう。自転車に乗っている同僚もいるくらいだ。ヒロシは急いでいた。寝坊をした。ほぼ部屋着のまま従業員しか通らない裏道を走るその顔を、建ち並ぶ色鮮やかな透明のビルを通過した太陽の光が青、オレンジ、緑、ピンクなどに染めていく。 従業員通用口から中に入り、ロッカールームで急いで制服に着替える。制服というか作業着と言ったほうがいいようなそっけないツナギに、これまた農協のおっちゃんが被っているようなそっけないキャップを被る。テーマパークの従業員というと派手なコスチュームを思い浮かべるが、こういう格好のほうがかれらにウケがいいのだと教わった。 名札を付け、翻訳用のタブレットが充電されているか確認し、同じシフトの数人と会釈で挨

    王谷晶「東京都稲城市に次元の扉が開いて十年が経った」 | VG+ (バゴプラ)
  • 日本語ラップとSF 宇宙に行ったラッパー達 | VG+ (バゴプラ)

    宇宙に行ったラッパー達 ifの音楽 SFは“if−イフ”の物語を通して、世界の様々なあり方を私たちに見せてくれる。一方で、同じく“比喩”を得意とするのがラップ文化である。日語ラップの歴史では、これまで様々な比喩表現が用いられてきた。時にはSF映画も顔負けの表現力で宇宙に飛び出してしまうこともしばしば。今回は、そのリリックで宇宙に行ってしまったラッパー達を紹介しよう。 「宇宙に行く」(2017) / PUNPEE 「宇宙に行ったラッパー」と聞けば、真っ先に思い浮かぶのがPUNPEEの「宇宙に行く」(2017) だろう。そのタイトル通り、PUNPEEが地球を飛び出して宇宙の楽しみ方を紹介していく。「不祥事あると地球じゃ公開処刑」「今朝のニュースもスキャンダルばかり」と地球での生活にウンザリしたPUNPEEは、冥王星の商店街で手羽先を頬張り、異星人の女性陣と共にポテトチップスとNetflix

    日本語ラップとSF 宇宙に行ったラッパー達 | VG+ (バゴプラ)
  • ヒップホップにしてSF——2年連続ヒューゴー賞ノミネートを果たしたヒップホップグループ “クリッピング” とは誰か | VG+ (バゴプラ)

    ヒューゴー賞に新たな衝撃 ヒューゴー賞授章式で注目を集めたある場面 今年も8月に授賞式が開催されたヒューゴー賞。ファンによって選ばれるSF最高賞の授賞式の舞台で、ひときわ異彩を放つシーンがあったことをご存知だろうか。短編映像部門の候補作品紹介のVTRにおいて流されたそれは、“映像”というよりも静止画であった。シンプルなEP盤のジャケット画像を背景にして流れてきたのは……ラップだ。そう、ヒューゴー賞短編映像部門にラップの曲がノミネートされていたのだ。 日語では「映像部門」だが… 実は同部門は、日では慣例的に「映像部門」と呼ばれているが、英語での来のタイトルは「Best Dramatic Presentation」であり、映像だけでなく演劇やラジオドラマなども対象とされてきた。SFファンが「SFである」と認めた作品であれば、ノミネートされる可能性があるのだ。 ヒューゴー賞にノミネートされ

    ヒップホップにしてSF——2年連続ヒューゴー賞ノミネートを果たしたヒップホップグループ “クリッピング” とは誰か | VG+ (バゴプラ)
  • 同人作品のプラットフォームにSF最高賞——ヒューゴー賞を受賞した AO3 が築いたものとは | VG+ (バゴプラ)

    2019年 ヒューゴー賞発表 2019年のヒューゴー賞授賞式がアイルランドのダブリンで開催され、各賞の受賞者および受賞作品が発表された。長編部門賞にはメアリ・ロビネット・コワルの『The Calculating Stars』が選ばれた他、タケダ サナがイラストを手がける『モンストレス Vol.3』がグラフィックストーリー部門を受賞し、驚異のヒューゴー賞三連覇を達成した。短編小説部門を受賞したアリックス・E・ハロウは女性作家としては史上最年少での受賞を果たし、中編小説部門のゼン・チョーを始めとするアジア系作家の活躍も目立った。 関連書籍部門を受賞したAO3とは? 個々人の作家が華々しい結果を残した一方で、関連書籍部門 (Best Related Work) を受賞したAO3にも注目が集まっている。AO3の正式名称は「Archive of Our Own」。ファンフィクション (二次創作同人

    同人作品のプラットフォームにSF最高賞——ヒューゴー賞を受賞した AO3 が築いたものとは | VG+ (バゴプラ)
    kamanobe
    kamanobe 2019/08/21
    やっぱりオメガとかのバース系設定の一時創作作品の浸透と関係あるのかな。ユーリ!!! on ICE とかの二次創作とか海外と日本で共通してファンが多い作品は Pixiv 経由で有志が翻訳&公開などの交流もあり興味深い。
  • 『シャザム!』が描いた“里親制度”ってなに? 世間のステレオタイプに一石 | VG+ (バゴプラ)

    齋藤 隼飛 更新日2020.03.9 『シャザム!』が描いた“里親制度”ってなに? 世間のステレオタイプに一石 via: © 2018 Warner Bros. Entertainment Inc. 『シャザム!』が描いた“里親制度” 『シャザム!』が日でも公開 2019年8月21日、DC映画『シャザム!』のブルーレイ&DVDが発売された。その能力は王道ヒーローのそれでありながら、「見た目は大人、中身は子ども」というコミカルな設定で人気を集めている。これまでホラー映画を中心に手がけてきたデヴィッド・F・サンドバーグ監督が指揮をとっており、ユーモアの中にも適度な緊張感が漂う、抑揚の効いた演出とストーリー展開は必見だ。 テーマは“家族” そんな『シャザム!』の物語の中心に据えられていたのは、“家族”というテーマだ。里親の家を転々とする孤児のビリー・バットソンは、フレディ、メアリー、ユージーン

    『シャザム!』が描いた“里親制度”ってなに? 世間のステレオタイプに一石 | VG+ (バゴプラ)
    kamanobe
    kamanobe 2019/04/22
  • 「男性読者への配慮は?」女性SFファンタジー作家メアリ・ロビネット・コワルの返答が話題に | VG+ (バゴプラ)

    VG+編集部 更新日2020.01.31 「男性読者への配慮は?」女性SFファンタジー作家メアリ・ロビネット・コワルの返答が話題に 「男性読者にどれほど配慮しますか?」 メアリ・ロビネット・コワルのツイートが話題に SFファンタジー作家のメアリ・ロビネット・コワルが、とあるパネルディスカッションでの一幕についてツイートし、話題となっている。 A panel moderator asked, “With a female protagonist, how much do you worry about making the book appeal to male readers?” About as much as a male writer worries about writing books that appeal to women. pic.twitter.com/mNFzYyTSK

    「男性読者への配慮は?」女性SFファンタジー作家メアリ・ロビネット・コワルの返答が話題に | VG+ (バゴプラ)
    kamanobe
    kamanobe 2019/03/07
    ちょっとおもしろ。/文中のリンクにもあるけど、おそらくSFファンダムや出版業界の流れ前提での発言。 https://youshofanclub.com/2015/09/06/hugo-sad-puppies/ https://www.newsweekjapan.jp/amp/watanabe/2018/06/post-46.php 圧倒的に文字数足りんが文脈
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