コロナウイルスPCR検査を行う場合に事前確率が低いと考えられる場合には検査を行うべきではないと主張する人達がいます。 その理由としてベイズの定理を用いた計算で事後確率が低くなるからとしています。 本当なのでしょうか? 動画を説明しますと 有病率0.1%、精度(感度、特異度)99%、10万人に検査を行った場合 本当に病気に罹患している人は100人、罹患していない人は99900人。 本当に病気に罹患している人で陽性と判定される人は99人、陰性と判定される人は1人。 罹患していない人で陽性と判定される人は999人、陰性と判定される人は98901人。 陽性と判定された場合に本当に陽性の確率は99/99+999 = 11/122 = 約9%(事後確率) 従って事前確率が低い場合は検査を行ってはならない。 岩田先生も数字は異なりますが同じようなことを言ってます。 PCR検査の特異度 厚生労働省の資料に