立憲民主、共産の両党議員の対談をまとめた本の出版が延期されたことがわかった。衆院選を控えて、立憲と共産が接近していると受け取られると、共産に批判的な立憲の支持団体、連合の内部から反発の声が上がっていた。 本は「政権交代で日本をアップデートする」(大月書店)。6月18日に発売予定だった。立憲からは小川淳也衆院議員ら4人、共産党からは田村智子政策委員長ら4人が参加。両党から1人ずつ登場して対談する形式で、政治改革、経済、外交・安保などの計4テーマを取り上げている。 参加した立憲議員は「立憲と共産が並ぶ本だと思わなかった。国民民主党や社民党も入れればいいのに」と語った。この議員から25日に経緯の説明を受けた立憲幹部は「むちゃくちゃ怒っていた」という。連合関係者は「共産と一緒に本を出すことが、我々や支持者からどう見えるのか」と出版を問題視した。 大月書店は朝日新聞の取材に延期について、「編者の山口