具材を入れて、ご飯を握るだけ。作り方は簡単なのに、奥が深く、食べ飽きない「おにぎり」は、コロナ禍が落ち着いて以降、専門店の出店が相次ぐ。人気を集めるのは、丁寧に下ごしらえされた具をぜいたくに盛り込んだ「ごちそうおにぎり」。家で握った素朴なおにぎりと並び、人々の心と胃袋をとらえている。 握らず、型で作る 東京・新宿。昨年1月に開店した専門店「おにぎりまんま」は、一見、近所の懐かしいすし店のようだ。おにぎりを握る職人を囲むようにカウンター席があり、目の前にはネタケース。中には梅、タラコ、シャケ、まぐろ角煮、卵黄…さまざまな具材が容器に入って並ぶ。メニューにあるのは55種類。ほかに、具材が入らない「具なし」や「ノリだけ」も注文可能だ。 人気の「卵黄しょうゆ漬けと肉そぼろ」(550円)。具材はぎっしり、ご飯はほろほろ、ほどけるよう=東京・新宿の「おにぎりまんま」(酒巻俊介撮影) 「2種類の具材を1
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