KDDIは2013年6月10日、4月27日から3回にわたって「4G LTE」関連の通信トラブルがあったことに対して、原因と対策を公表した。トラブルは3回とも、LTE基地局制御装置のソフトウエアの2種類のバグに起因する。KDDIでは、総額300億円の設備投資などにより、トラブル対策を施す。 4G LTEのデータ通信サービスにトラブルが生じたのは、すべてLTE基地局制御装置(MME:Mobile Management Entity)のバグが原因だった。4月27日のトラブルは、60バイト以下の断片化したパケットが来た際のフラグメンテーション処理で、MMEがリセットされてしまうバグが最初の原因。多摩のセンターにある2系統のMMEに2つずつあるネットワークインタフェースカードのうち3つがリセットされてしまい、残る1つに信号が集中。呼処理カードのリカバリー処理のプロセスにバグがあり、輻輳状態に陥って2