Googleと香港科技大学、ネブラスカ大学が共同で、ソフトウェアのビルド失敗が発生する頻度や原因、修正の手間について調査・分析を行ったそうだ(論文: PDF、 ITworldの記事、 本家/.)。 調査はGoogleの開発者18,000人が9か月間に実行したC++とJavaのビルド結果2,660万回分を対象に行われた。ビルド失敗率の中央値はC++が38.4%、Javaが28.5%となった。C++の開発者は多くがテキストエディターで作業するのに対し、Javaの開発者は多くがIDEで作業するため、IDEに組み込まれたチェック機能が役立っているとみられるとのこと。 ビルド失敗の原因はコンパイラーのエラーメッセージごとに集計。さらに「依存関係エラー」「型の不一致」「シンタックスエラー」「セマンティックエラー」「その他」の5つのカテゴリーにまとめている。最も多かったのは依存関係エラーで、C++が52