ホイールの重さを検討するためには、地面とホイールの間にばね要素(タイヤ)を考慮する必要がある。その場合の車体の振動モデルは2質点モデルとなって図1のようになる。 モデルの要素は、m1:ホイールの質量(実際にはばね下の総質量)、m2:車体の質量、k1:タイヤのばね定数、k2:サスのばね定数、c1:タイヤの減衰係数、c2:ダンパーの減衰係数、x0:路面の上下変位、x1:タイヤの上下変位、x2:車体の上下変位である。 図1のモデルの運動方程式は、次の式で表せる。 m1d2x1/dt2 + (c1 + c2)dx1/dt + (k1 + k2)x1 – c2dx2/dt – k2x2 = c1dx0/dt + k1x0 (1-1) m2d2x2/dt2 + c2dx2/dt + k2x2 – c2dx1/dt – k2x1 = 0 (1-2) このモデルを使って振動伝達率を求めてみよう。 これは