コロナの影響で「独ソ戦終結75周年」の式典は延期に 池上 今年は、独ソ戦終結から75年の節目に当たります。ロシアの戦勝記念日の5月9日には、欧米や日本の首脳を招いた式典が首都モスクワで準備され、今年、就任20年を迎えるプーチン大統領にとって、威信を示す絶好の機会になるはずでした。 ガルージン 残念ながら新型コロナの影響で式典は延期となりましたが、6月24日に、クレムリンの壁の前にある無名戦士の墓の記念碑にプーチン大統領が献花し、軍事パレードが催されました。 池上 先日、大使が執筆した「大祖国戦争勝利の歴史的意義」という文書を拝見しました。この中で大使は、「この出来事の意義と結果を認識することなく、今日のロシアという国およびその国民を完全に理解することはできない」と記しています。 1900万人の民間人が犠牲に ロシアで「大祖国戦争」と呼ばれる独ソ戦は、「すべてを戦線へ。すべてを勝利へ捧げよう
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