昨日のエントリについての補足になる部分も多く含んでおります。ので一旦、前回の論旨をまとめておこうかなと思います。 前回の論旨:水からの伝言=共感呪術説 フレイザーの『金枝篇』による呪術は類感呪術と感染呪術に大別されると言う事でした。しかしながら現在に於いてはフィールドワークによる情報量も増えてきたため、類感呪術と感染呪術だけでは説明しきれないタイプの呪術も出てきました。それぞれ「反復呪術」と「直接呪術」でしたね。 そして、フレイザーの唱えた二種類の呪術は「共感呪術」と言いました。 水からの伝言は大きく二つの理論形態となっています。第一は「「よい言葉」をかけると美しい雪花状の結晶ができる」という類感呪術。音や声による「波動」が見ずに影響を与えると言う感染呪術の理論が使われてる。 だから、水からの伝言はフレイザーの唱えた「共感呪術」と形式的には同じ様相を持って居るんじゃないかという話しでした。