写真は文科が貸し出している簡易放射線測定器の「はかるくん」。 これを借りて子どもに授業をしてみた人が、放射線を感知すると音がするのが良いと言ってた。 授業でどう位置づけるかという問題はあったとしても、こうした実物を示したり、実際に試したり(実験)は、子どもの注意を引きつける効果が大きい。 でも。 数学教室1月号に、小学校3年生にいろんなものに重さがあるかどうかを聞いた結果が表になっていた。 筆箱や自分の体に重さがないとする子どもはいなかったが、米一粒、ティッシュ1枚、髪の毛1本、綿、空気には重さがないとする子どもが相当数いた。 感度の高い計りではかってみる授業をおこなって、重さのあることを確かめている。 これも実際にやってみることが重要だ。 この実験結果によって、すべてのモノには重さがある、という結論を引き出すことになる。 さて、ここには近代的科学観がある。 確かだし、有効性がある。 でも