マツタケの土瓶蒸しや、焼きマツタケは、香り豊かでとても美味しいですよね。今では超高級食材になってしまい、なかなか食べる機会に恵まれなくなりました。国産品ですと1kgあたり数万円もします。シイタケより安価だった時代もあるそうです。マツタケがなぜこんなにも高級品になってしまったかというと、主に人工栽培が出来ないため、需要に対して供給が大幅に少ないからです。 最近、欧米を中心にマツタケに関心が寄せられているようです。食材としてというよりも、マツタケの「生き方」に対してです。フランスのリベラシオン紙にマツタケの「生き方」に現代社会の行き詰まりを打破する鍵がある、との興味深い記事が出ていましたので紹介します。 マツタケの「生き方」とはどのようなものでしょうか。それは共利共生です。マツタケは生きた木(主にアカマツ)の根元に生えます。マツタケはアカマツの根元から栄養分を得ます。アカマツもマツタケのおかげ