主人公は異世界に転移した。彼の名前、年齢、職業、顔かたちなどの個人情報をここでダラダラ書いている時間はない。なにしろ、この世界に入る情報量は千文字が限度なのだから。情報量が千文字を超えると重力によりこの世界は潰れてしまう。 「ところでこの世界は魔王に支配しされています、千文字を超える前に倒してください」 主人公を召還した美少女は懇願した。とてつもない美少女であり、本来ならメガバイト級の文章を綴っても満足できないほどだが、あいにくと紙幅に余裕はなくとてつもなくかわいかったと書くしかない、髪の色はピンクだ。 主人公は一般人であるためわたしには一般的な力しかありませんと主張し、戦いを拒否しようとするが、美少女はあなたを勇者として召還したと主張して譲らない。そこにちょうどよく出現するのは凶悪なゴブリンである。 「うっへっへー、美少女を襲います」 ゴブリンは暴力的に美少女を攻撃する。このままでは十八
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