遅延再配置は、Jaguarでジャーナリングと同時に搭載された機能だ。ジャーナリングが有効かつ書き込み可能なボリュームで20Mバイト以下のファイルがオープンされたとき、もしそのファイルが8つ以上のエクステントを使用している(カタログノードの8番目のエクステントが使用されている)ならば、より連続したディスクの空き領域へ再配置が行われ、エクステントの数を減らすというものだ(リスト1)。 リスト1 遅延再配置の実際。HFS Plusファイルシステムのopen処理(hfs_vnop_open)の中に、遅延再配置機能が存在する(編集部注:リスト1は画像として用意しました。上記アイコンをクリックいただくことでご覧いただけます) 連続した領域にファイルが移されることで、より少ないエクステントで表現でき、また断片化がおさえられデータが連続したアロケーションブロックに配置されることでI/O性能が向上する。 簡