開き直りのQアノン界隈 以前、このコラムで「いわゆる」陰謀論の跋扈について書いた。 その焦点だったアメリカ大統領選は結局バイデンの勝利に終わり、トランプ支持者たちが熱心に主張していた大いなるパラダイム逆転イベント展開も特になく、バイデン政権は、わりと普通に稼働開始して現在に至る。 で、この現況、選挙当時Qアノン的陰謀論に染まっていた人たちは、さぞや落胆して……。 いないんだなこれが。 あ、もちろん全盛期に比べたら営業縮小してますよ。 しかしなんというか、つづけている人たちの熱量が意外と落ちてないっぽいのが印象的。さらにいえば、たとえ情報がデマと判明しても、だから何? 全然オッケー! もっと話題プリーズ! みたいな開き直り感さえ見受けられる。 なぜこういう状況が維持できるのか。 陰謀カルトにしろヤバ系宗教にしろ、そこから家族や知人を取り戻した記録を読むと、だいたいターゲットをカルト集団から引