プログラマには夜型人間が多い。昼すぎにもぞもぞ寝床から起きだし、頭のエンジンがかかるのは午後に入ってから。夕食を食べてから本格的にプログラムを書き始め、眠るのは夜中の一時二時。こういう生活をしているプログラマが少なくとも私のまわりにはたくさんいる。何を隠そう私自身も以前は「プログラムは夜書くものである」という考えを学生時代から持っていたし、実際に夜を徹してプログラムを書いているのは不思議な喜びがあった。現在は、プログラムを朝から書いており、徹夜してまでは書かない。ここで、プログラマの朝と夜についてちょっと考えてみたい。 * * * そもそも、なぜプログラマは夜に仕事をしたがるのだろう。「前の日も遅くなって早く起きられないから」というのは鶏と卵みたいな答えだ。それじゃその前の日はなぜ夜に仕事をしていたのか、と問いは繰り返される。「仕事がたくさんあって夜までかかってしまう」というのも少し違うよ