姫路城の入場料を、海外からの観光客であるかないかで分けて設定したいという姫路市長の発言をうけ、米紙「ワシントン・ポスト」が海外の識者らの見解を紹介している。 日本の兵庫県にある姫路城を訪れる外国人観光客はまもなく、国内の観光客の6倍も入場料を払わねばならなくなるかもしれない。押し寄せる観光客の波と、海外からの観光客にとってはやや魅力的すぎる円安に、姫路市長が対処しようとしているのだ。 ユネスコ世界遺産にも登録されている姫路城の入場料は現在、18歳以上なら誰でも1000円だ。 6月16日に姫路市で開かれた国際会議で清元秀泰市長は、その入場料について「外国の人は30ドル払っていただいて市民は5ドルぐらいにしたい」と発言。その収益は城の補修・維持に充てるつもりだという。 観光客がもっとお金を落とせばよいという話ではない 観光税は真新しいものではない。国外からの観光客を対象にした割増料金は、宿泊料