小学校5年生から延べ3年半にわたり不登校を経験し、その痛烈な孤独の体験から「孤独の解消」を人生のミッションに掲げた吉藤オリィさん。2010年に分身ロボットOriHimeを開発し、2021年にはそのOriHimeと120cmでものを運ぶことなどができるOriHime-Dで接客をする「分身ロボットカフェDAWN(ドーン)Ver.β」を日本橋にオープンさせた。 今回発売された著書『ミライの武器 「夢中になれる」を見つける授業』(サンクチュアリ出版)には、特に若い世代に向けた未来を切り拓くヒントが綴られている。オリィさんの半生と、現在の挑戦を追った。 吉藤オリィ 1987年、奈良県生まれ。株式会社オリィ研究所 代表取締役所長。小学校5年から中学校2年まで不登校を経験。工業高校にて電動車椅子の新機構の開発を行い、国内の科学技術フェアJSECにて文部科学大臣賞、ならびに世界最大の科学大会ISEFにてG