筆者は、長野県最大の学校法人、信学会で、プログラミング必修の通信制高校、コードアカデミー高等学校(code.ac.jp)に設立時から関わっている。2014年に生徒3人から始まった学校は、2017年3月に早慶合格者を含む12人の卒業生を送り出すことができた。 学校設立時と比較して、日本におけるプログラミング教育の環境は変わった。特に大きかったのは、学習指導要領におけるプログラミング教育の組み込みが行われることになった点だ。 プログラミングは道具だ。しかし人材の少なさから、今現在はスキルとして活用できる。コードアカデミー高等学校を企画する際、どちらかというとスキルとしてのプログラミングを意識してきた。しかし実際に授業が進んで行くにつれて、「道具」としての側面が強くなってきた点が印象的だ。 新しい学習指導要領では「何を学ぶか、何を理解しているか」から、「何ができるようになるか」「どのように学ぶか
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