日本維新の会の藤田文武幹事長は3日の記者会見で、東京都知事選(7日投開票)で前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏を支援する維新の世田谷区議が離党届を提出したことについて、「大変残念だ」と語った。 維新は都知事選で独自候補の擁立を断念し、特定の候補者を支援しない「静観」の方針を表明。これに対し、区議は自身のブログなどで「議員として意思表示しないこ…

日本維新の会の藤田文武幹事長は3日の記者会見で、東京都知事選(7日投開票)で前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏を支援する維新の世田谷区議が離党届を提出したことについて、「大変残念だ」と語った。 維新は都知事選で独自候補の擁立を断念し、特定の候補者を支援しない「静観」の方針を表明。これに対し、区議は自身のブログなどで「議員として意思表示しないこ…
英国のスターマー首相(労働党)は6日、不法入国する移民らをアフリカ中部ルワンダに移送するとした保守党政権時代の法律を「廃止する」と述べた。ロイター通信などが伝えた。4日投開票の総選挙で労働党は、ルワンダ移送ではなく「海上警備の強化」で密航を取り締まるとしていた。 英国では近年、英仏海峡をボートで渡って…
イタリアで開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)で記者会見するメローニ首相=2024年6月15日、ロイター ポストポピュリズムという言葉が欧州で広がっている。大衆迎合主義(ポピュリズム)に立ち、既存政治からの脱却を主張してきた右派や左派の中から、より現実的な政策を指向する動きが出ている政治状況を指した言葉だ。その代表格がイタリアのメローニ首相だ。 イタリア南部プーリア州で開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)では、議長を務めるメローニ首相の存在感が際立った。自信にあふれ、常に首脳らの中心にいて、特にバイデン米大統領との関係の緊密さが目を引いた。 メローニ氏の存在感を高めたのは、直前に行われた欧州議会選挙(6月6~9日)もあった。同氏が党首を務める右派「イタリアの同胞」(FDI)の得票率は国内トップの28.9%で、同氏の信頼感を増した。マクロン仏大統領、ショルツ独首相の政党は低迷し、
幅は200メートルほど、奥行きは80メートルほどあろうかという公園の広大な広場に近づくと、2階建てアパートに見える仮設の建物やコンテナのような平屋の建物の固まりが突如目に入った。数えてみると、2階建ては4棟、平屋は8棟が25列になって並び、全部で200棟に上った。 能登半島地震の発生から半年。復興の現在地を描き、被災地がどこに向かおうとしているのか、何が課題なのかを考えます。 第1回 巨大な仮設建物が出現 第2回 建設希望は2月だったが… 第3回 社協が限界 第4回 「誤解」から見えた被災地の現状 第5回 隆起した漁港 「東日本」と異なる一手 第6回 「輪島塗」が目論む復興 仮設建物群に圧倒 石川県・能登半島の最北端に位置し、日本海に面した珠洲(すず)市の公園を6月上旬、記者は訪れた。集落のような風景に圧倒された。1月の地震で被災した住民の仮設住宅かと思いきや、そうではないという。 その
イコモスの声明文を北九州市の担当者に手渡す福島氏(右)=北九州市小倉北区で2024年6月27日午前10時31分、山下智恵撮影 北九州市による明治期の初代門司港駅(当時の名称は門司駅)関連遺構の取り壊し方針に対し、国際記念物遺跡会議(イコモス)が発出した緊急声明文を、日本イコモス国内委員会が27日、市に提出した。同委の福島綾子・九州大准教授は記者会見で「日本の文化財行政に対する国際的な信用が損なわれかねない事態」と指摘。遺構保護のためにイコモスとの協議の場を設けるよう同委を代表して市に要請し、7月中の回答を求めた。 イコモス会長名で出された声明文は、遺構の取り壊しについて「重大な懸念」を表明。遺構の保護を求める国際緊急声明「ヘリテージ・アラート」の発出も検討するとしている。
会長名の緊急声明受け、北九州市に協議要請 北九州市による明治期の初代門司港駅(当時の名称は門司駅)関連遺構の取り壊し方針に対し、国際記念物遺跡会議(イコモス)が発出した緊急声明文を、日本イコモス国内委員会が27日、市に提出した。同委の福島綾子・九州大准教授は記者会見で「日本の文化財行政に対する国際的な信用が損なわれかねない事態」と指摘。遺構保護のためにイコモスとの協議の場を設けるよう同委を代表して市に要請し、7月中の回答を求めた。【伊藤和人、山下智恵】 イコモス会長名で出された声明文は、遺構の取り壊しについて「重大な懸念」を表明。遺構の保護を求める国際緊急声明「ヘリテージ・アラート」の発出も検討するとしている。
防衛相会談に臨む木原稔防衛相(左から3人目)と申源湜国防相(同4人目)=シンガポールで2024年6月1日、中村紬葵撮影 海上自衛隊と韓国海軍は、日韓レーダー照射問題の再発防止策をまとめた文書の署名手続きを完了した。日本政府関係者が27日明らかにした。海上幕僚監部は署名の事実を認めつつ、いつ署名したかなどについては「相手国との関係があるため答えを控える」としている。6月の日韓防衛相会談で合意した再発防止策を完全実施する環境が整ったことになり、日韓関係の改善が加速しそうだ。 この文書は再発防止の手順などをまとめた「意図表明文書」で、酒井良海上幕僚長と韓国の梁竜模海軍参謀総長が署名したという。文書には日韓双方が、海上衝突回避の国際規範(CUES)の順守に向けて「相互に協力」すると明記。CUESでは火器管制レーダー照射など「攻撃の模擬」を「回避する動作」として定めている。
取り壊される見通しとなった初代門司港駅の遺構=北九州市門司区で2023年11月19日午後1時29分、伊藤和人撮影 北九州市門司区の複合公共施設建設予定地で見つかった明治期の初代門司港駅(当時の名称は門司駅)関連遺構を巡り、市議会は14日、現地への複合公共施設の建設費を含む一般会計補正予算案を賛成多数で可決した。市は7月から追加の埋蔵文化財発掘調査を実施した後、今秋にも遺構を取り壊して施設建設を進める方針。 遺構は2023年9月から市が実施した発掘調査で見つかった。約900平方メートルの建設予定地から、1891(明治24)年に開業した初代門司港駅の駅舎外郭や機関車庫跡が確認された。 市は当初、遺構を一部移築した上で施設を建設する方針だったが、市議会は方針決定の過程が不透明として3月、移築関連経費を補正予算案から削除する修正動議を可決。また追加調査と記録保存、早期の施設建設を求めていた。
北九州市が取り壊しを予定している初代門司港駅遺構(青いシートに覆われた部分)。中央奥のれんがの建物は初代駅と同じ1891年に造られ、国の登録有形文化財に指定されている旧九州鉄道本社(現九州鉄道記念館)=北九州市門司区清滝で2024年6月26日午後3時39分、伊藤和人撮影 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス、本部・パリ)は、北九州市による明治期の初代門司港駅(当時の名称は門司駅)関連遺構の取り壊し方針に対して「重大な懸念」を表明する緊急声明を25日付で出した。危機にひんした文化財を守るよう指摘する国際声明「ヘリテージアラート」発出も検討するとしている。日本イコモスによると、声明は事態の急迫に伴うもので異例。 遺構は、市が門司区に計画する複合公共施設建設に伴い、市が2023年9月から実施した埋蔵文化財発掘調査で見つかった。広さ約900平方メートルの敷地
パレスチナ自治区ガザ地区の戦闘を巡り、イスラエル軍のハガリ報道官は19日、地元テレビのインタビューで、ネタニヤフ政権が掲げるイスラム組織ハマスの壊滅は「達成不可能だ」として、異例の政府批判を展開した。ガザ最南部ラファでの攻撃を続ける中、軍事作戦の限界を示唆した形だ。ネタニヤフ首相は、軍は政府の決定に従う義務があると反論した。 ハガリ氏は「ハマスとは『思想』であり、人々の心に根付いているものだ。壊滅できると約束する人は国民を欺いている」と指摘。もし政府がハマスに代わる統治主体を見つけなければ「ガザにハマスは残るだろう」と述べた。人質解放を巡っても、軍事作戦で全員を救助するのは不可能だとして「他の手段を考えるべきだ」と主張した。
イスラム組織ハマスの幹部(左)と会話する岡本公三容疑者=レバノンの首都ベイルートで2000年10月、ロイター 高橋弘司(カイロ支局=1996~2000年) 日本人がパレスチナ問題に向き合うとき、とげのように抜けない「負の歴史」がある。 1997年6月、レバノンの首都ベイルートで開かれた初公判には、100人を超える報道陣が詰めかけ、暑さと熱気でむせかえるようだった。偽造旅券行使、不法滞在などの容疑で4カ月前に拘束された過激派グループ「日本赤軍」の5人が法廷に姿を現すと、どよめきが起こった。 混迷の度合いを深める中東情勢の源流を、毎日新聞の歴代特派員の証言で振り返ります。この記事は連載の第6回です。 過去の記事はこちらから。 注目の的は岡本公三容疑者(当時49歳)だった。鹿児島大の学生だった72年、イスラエル・…
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