【記者:Sarah Knapton】 ひびが入っても自ら修復し、さらには新たな塊を産み出すこともできる「生きたコンクリート」が開発された。砂とバクテリアから作ったもので、荷重を支える構造物としての役割を果たすとともに、再生といった生物としての機能も併せ持つ。 開発したのは、米コロラド大学ボルダー校の研究チーム。論文の首席著者で生物素材研究室を率いるウィル・シュルーバー博士は「フランケンシュタインのような素材だ」と話す。「まさにそのような素材を開発しようとしている。生き続けるものだ。光合成するシアノバクテリア(ラン藻)を使って骨組みに生体鉱物形成作用を引き起こすので、とても環境に優しい」 生物素材を開発するために研究チームはまず、ヒドロゲル(水ベースのゲル)と砂で土台を作り、そこでシアノバクテリアを増殖、ミネラル化させた。これは海で貝殻が形成される仕組みと似ている。 この新素材はただ生きてい
埼玉県の新座市、所沢市と東京都清瀬市、練馬区で構成する「都市高速鉄道12号線延伸促進協議会」は17日、埼玉県庁で大野元裕知事に、地下鉄12号線(都営大江戸線)の光が丘駅からJR武蔵野線東所沢駅までの延伸に向けて、県と東京都のさらなる連携強化などを求める要望を行った。 JR川口駅に停車は「上野東京ラインで」、JRと市が15年交渉 市長「実現するまで要望」、課題も 同協議会会長の並木傑新座市長は「早期実現に向け、東京都との連携をさらに深め、具体的な協議を推進していただくことをお願いする」と話し、要望書を提出。同協議会は1997年度の設立後から県と都に要望を行っている。 大野知事は「有識者などによる会議で全体像を把握して、課題の整理を一つ一つ進め、方向性を示すことが必要である。皆さんの熱意、要望をしっかり受け止める」と述べた。所沢市と新座市選出の県議も出席し、西山淳次議員(公明)が「われわれの思
警備業界大手のALSOK(綜合警備保障)が、取引先企業の「監視カメラ」をはじめとする機械警備システムを無断で撤去してトラブルになっていることが、「週刊文春」の取材で分かった。 【写真】ALSOKが先方に渡したお詫び状 ALSOKは東京五輪のオフィシャルパートナーであり、東京五輪の警備を担う共同事業体をセコムなどと設立している。 京都で運送業などを営む岩本将健社長が告発する。 「事務所にALSOKの機械警備システムを入れていました。ところが、うちと業務委託の契約をめぐって関係が悪化すると、事前に預けていた鍵を使って事務所に忍び込み、警備機器を無断で撤去したのです。勝手に事務所に入るなんて、おかしい。日本を代表する警備会社のやることでしょうか。カメラはうちが買い取ったものですから『泥棒ではないか』と抗議をしました。その後、ALSOKが警備契約の解約同意書を偽造していたことまで発覚し、支社長らは
小学校6年生の長男の腹を蹴ったとして北海道平取町の介護士の女(47)が、暴行の疑いで逮捕されました。女は長男含め子供3人を抱えるシングルマザーで、長男は発達障害でした。 警察によりますと、女は小学生の長男や長女、次女の計3人の子がいて、2020年1月12日午後8時40分ごろ、自宅で小学校6年生の長男の下腹部を2回蹴った疑いが持たれています。 女はこの日の日中、長男に洗濯物を干すよう頼み出かけましたが、長男はやり終えず洗濯物をベッドの下に隠しました。女が帰宅後、洗濯物を見つけ、さらに、ベッドの下にカビが生えたり、腐った食べ物が出てきたということです。 食べ物は、女が仕事をしている間に、子供たちが食べるために用意した食事の一部で、長男が好き嫌いをして残したものとみられます。 長男にケガはなく、長女と次女にもケガはありません。 警察によりますと、長男は対人コミュニケーションの障害から生きづらさを
娘が私立中学校を受験する平日を「公欠」にしてほしいと小学校にお願いしたら「できない」と言われた。入学から無遅刻無欠席だったので、残念がっている-。受験シーズンの本格化を前に福岡市立小の6年生女児の父親から「あなたの特命取材班」に、こんな相談が寄せられた。調べてみると、文部科学省が通知で高校受験を「欠席にしない」と示す一方、中学受験については記載がなく、自治体によって対応が異なっていることが分かった。 【画像】受験生のいる保護者、言ってはいけない言葉とは 父親によると、女児は今月以降、市内にある四つの私立中学の受験を予定。うち1校の入試が平日のため小学校を休まざるを得ず、昨年11月末に担任教諭に相談したところ、後日、「欠席扱いになる」と伝えられたという。 女児は皆勤を励みにしており、父親は「高校受験や大学受験は公欠扱いになると聞くので、納得できない」と憤る。「公立中学に進むのが当たり前という
川崎市と埼玉県熊谷市を結ぶ国内唯一の石炭輸送列車が、3月14日のダイヤ改正で廃止されることが9日までに分かった。明治の鉄道草創期から130年以上にわたる「石炭列車」が幕を下ろす。 【動画】カナロコ列車第2弾、貨物線を“快走”/神奈川 運行するJR貨物(東京都渋谷区)が神奈川新聞の取材に対し、運転取りやめを認めた。荷主の太平洋セメント(同港区)は「現時点で発表できることはない」とするものの、関係者の話によるとトラック輸送に切り替える方針という。 列車は川崎市川崎区のJR扇町駅から鶴見線や武蔵野線、秩父鉄道などを経由し、熊谷市の貨物駅・三ケ尻(みかじり)駅へ向かう。川崎の埠頭(ふとう)に陸揚げした輸入炭を、35トン積みの専用貨車約20両に載せ、三ケ尻駅に隣接する太平洋セメントの工場に運び込む。 同社によると、石炭はセメント生成の工程で、原料の石灰石などを1450度の高温で焼成する燃料として用い
【うるま】豚コレラ感染が確認された養豚場の管理者男性(59)=うるま市=は「最後に餌をあげようと思った」として発生現場に早朝から駆け付けた。だが既に規制線が張られ中に入れず、「養豚人生35年」で手塩に掛けて育てた豚を、殺処分前に一目見ることはかなわなかった。 管理者の知人男性(78)=同市=によると、管理者の父が沖縄戦後、ハワイから送られた豚を借り受けて養豚業を始めたという。父から事業を引き継いだ管理者は、地元の小学生を養豚場に招いて見学させたり、自治会の運動会に豚汁を提供したりしていた。 感染確認を受け管理者は、関係機関との調整や電話の問い合わせに追われた。「これ以上拡大しないでほしい」と願いつつ、今後のことは「どうなるか分からない」と語った。知人男性は「熱心に養豚業をやっていたのに、こんな結果になって残念だ」と声を落とした。
指定暴力団の山口組と神戸山口組が7日、「特定抗争指定暴力団」に指定された。神戸山口組では複数の傘下組織に解散の動きが出ており、統制が揺らいでいる。警察当局は、今回の指定で活動がいっそう厳しく制限されることで神戸山口組が追い込まれ、情勢が大きく動く可能性があるとみて情報収集している。 【表】山口組分裂後の主な経緯 2019年12月13日、神戸山口組は年末の会合を開いた。捜査関係者によると、全国から組幹部が集まったが、大阪の組幹部が急きょ欠席。その後、この幹部が組長を務める大阪の2次団体が解散したことが明らかになった。さらに今年1月に入り、東京の2次団体も解散するとの情報があるという。 兵庫県警の捜査員は相次ぐ解散について「組員の高齢化や減少、資金源の喪失などが影響したのではないか」と分析。襲撃の標的から外す“命の保証”を条件に、対立する山口組側から解散や引退を迫られている可能性もあるという。
小保方晴子さん(36)は洋菓子店で働いていた。そして時おり雀荘を訪れては、フリーで打っている。しかし彼女が握るべきはパイではなく、フラスコや試験管ではないのか。 【写真】ピンク色のコート姿の「小保方晴子さん」 なにせ、小保方さんのSTAP細胞は、あれだけ世間を、いや、世界を騒がせたのである。あらためて検証実験をしてもSTAP細胞は作製できなかったのに、「ありまぁす!」と言ったきりでは無責任きわまりない。いかなる事情があったとしても、だ。 たしかに、彼女が2014年末に理研を退職するまで様々なことがあった。論文共著者の若山照彦山梨大教授との衝突。彼女の指導役だった理研の笹井芳樹氏の自殺。辞めてからも、早稲田大学から博士号を取り消されている。 長い雲隠れののち、18年までに、『あの日』と『小保方晴子日記』を上梓した。そこには騒動のさなかの胸中や現実からの逃避行が綴られている。〈私の研究者の道は
今から79年前の1941年12月、大日本帝国はアメリカやイギリスと勝ち目のない戦争を始めた。 壮絶…ソ連兵の「性接待」を命じられた乙女たちの告白 「勝ち目がないって、今だからそんなことを言えるんだろ」と、いう人がいるかもしれない。しかし当時も、軍人を含む少なからぬ為政者たちが、アメリカを屈服させることが不可能であることは分かっていた。 では、為政者たちはなぜ戦争を始めたのか。そしてどうやって戦争を終わらせるつもりだったのか。 今回は開戦までの経緯と、戦争終結構想をみていこう。戦争を終わらせるのは戦争を始めるよりはるかに難しいこと、国は、というより為政者たちは時にとんでもない間違いをするということが分かるはずだ。 1930年代から40年代初頭にかけて、中国や南方への進出を進める日本に対し、アメリカは態度を硬化させていった。 決定的だったのが1941年7月の南部仏印進駐だ。アメリカは在米日本資
「量販店で買ったライターオイルを新幹線に持ち込んだら、車掌に注意され『罰金』約6万円を取られた」。西日本新聞「あなたの特命取材班」に疑問の声が寄せられた。JRグループは2016年から危険物としてガソリンや灯油の持ち込みを禁止しており、手に載るサイズのオイル缶もそれに含まれるとの解釈だ。一方でJRのチラシでは「日用品として小売店等で購入できる可燃性液体や高圧ガスを含む製品」は、制限内の量なら持ち込み可能としている。新幹線の利用が増える年末年始。真相を調べた。 【写真】男性に届いた請求書の明細。「増運賃」などとして約6万円を払うことに 「罰金」を払ったのは関東の20代男性会社員。8月、出張で東海道新幹線を利用した。席に着き、かばんの中身を整理しようとオイル小缶を取り出したところ、車掌に呼び止められた。「危険物の可能性がある」。重さ140グラム、133ミリリットル入りの缶1個を没収された。罰金を
師走の歓楽街・中洲(福岡市博多区)。一番の書き入れ時を迎え、スナックやクラブは連日、酔客でにぎわっている。この華やかなネオン街から来年初め、静かに出て行く人たちがいる。 【写真】ノスタルジックな雰囲気…クラブ「シオンの娘」の店内 中洲の横町、人形小路で営業するクラブ「シオンの娘」は30日、建物の老朽化を機に店を畳み、38年の歴史に幕を下ろす。赤いじゅうたんが敷き詰められた店内には馬てい形のカウンター席があり、ショータイムにはホステスがフラメンコやピアノ独演、歌謡ショー、剣舞を次々と披露する。閉店を知った常連客が引きも切らない。 店で働くホステスの多くは約40年前、社会の関心を集めた騒動の渦中にいた。 1970年代後半、東京で聖書の研究をしながら共同生活を送る信仰集団が大きな社会問題になった。家出同然で入会していた複数の若い女性の親が「娘を返せ」と迫り、メンバーは約2年間、西日本各地を漂流し
静岡県議会最大会派の自民改革会議が12月定例会で県の計画する事業の見直しを求めたことに対し、川勝知事は自民を「ごろつき」「やくざ」などと評し、批判が高まっている。 自民は、県がJR東静岡駅南口の県有地に整備する「文化力の拠点」について、巨額の費用がかかることなどを問題視している。複数の関係者によると、川勝知事は19日、公明、共産両党が来年度の予算について申し入れた際、自民を念頭に「ごろつき」などと述べ、「(計画に)反対する人に県議の資格はない」などと非難したという。 自民は翌20日、閉会後の議員総会で川勝知事に説明を求め、川勝知事は「議会を軽視したことはない」と述べた。県議から発言の有無を問われると「良識の府を預かっている方に対し、ここで言うのもはばかられる。あえて言うことはない」とうやむやにした。 24日の記者会見では、計画見直しを求められた原因を「当局側の説明不足」とし、発言の撤回や自
霞が関の官僚たちに異変が起きている。日本の国政を担う霞が関だが、国家公務員の志望者数は減少。長時間労働が常態化する職場環境に内部の官僚からも改善を求める声が上がるなど、働き方も疑問視されている。 【全画像をみる】総務省からfreeeに転職、2019年加速する霞が関の人材流出 そんな中、「民間の方が社会に役立てる」という思いから、ベンチャーに転職する人も増えている。霞が関の人材流出の現状とは? 「両親が経営する小さな建設会社が、資金繰りに苦労していたのを見ていたので、中小企業が活躍できる社会にしたいとの思いがあり、国家公務員を目指しました。 けれど総務省に入ってみると、年功序列のヒエラルキーがはっきりしており、変えようと思ってもなかなか話が進まなかった。今、脂が乗っている時に、民間企業でダイレクトに力を生かしたいと思い転職を決めた」 総務省から2019年7月に、会計・人事労務クラウドサービス
お笑いタレントのバカリズム(44)が結婚した。24日、所属事務所の公式ホームぺージで「この度、当社所属のバカリズム升野英知が元でんぱ組.incの夢眠ねむさんと12月24日に入籍致しました」と発表された。結婚会見などは予定していないという。 【写真】夢眠ねむさんの結婚報告全文 バカリズムも公式HPを通じて、直筆署名入りでコメントを発表。「今後もこれまで以上に、芸人として頂いたお仕事の一つ一つを面白いものに出来るよう尽力致します」とした。 バカリズムの結婚報告全コメントは以下の通り。 日頃より大変お世話になっております。 私事で恐縮ではございますが、この度、私バカリズムこと升野英知は結婚致しました事をご報告させて頂きます。 相手は元でんぱ組.incの夢眠ねむさんで、現在は芸能界を引退している方です。 仕事を通じて知り合い、数年間の友人関係を経てお付き合いが始まり、この度結婚する運びとなりました
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