タグ

ブックマーク / news.mynavi.jp (398)

  • 東大、微生物をエンジンとするマイクロマシンの開発に成功

    東京大学(東大)は7月8日、微生物の中でも大きな推進力を持つ「クラミドモナス」の鞭毛の運動性を阻害することのないトラップ構造を考案することで、さまざまな微細構造へ組み込むことを可能な技術を開発し、実際に同微生物によって液中で駆動する目に見えないほど小型の「マイクロマシン」を実現させたことを発表した。 同成果は、東大大学院 情報理工学系研究科の竹内昌治教授、同・小田悠加特任助教、同・清水直人大学院生(研究当時)らの研究チームによるもの。詳細は、ナノ/マイクロスケールに関する学際的な分野を扱う学術誌「Small」に掲載された。 マイクロマシンは環境中の汚染物質の調査や除去、微小環境での物質の運搬などの分野での利用が期待されている。このようなマイクロマシンはその小ささこそが大きなメリットだが、そのために電池やモータなどを搭載・使用することが不可能。さらに、物質が小さくなるほど、水中を動く際に粘性

    東大、微生物をエンジンとするマイクロマシンの開発に成功
    kamm
    kamm 2024/07/15
  • ロケット自動追尾カメラを作ってみた

    種子島や内之浦でロケットの打ち上げを見るのであれば、撮影など気にせずに、自分の目で直接見た方が良い。せっかく現地にいるのに、ファインダー越しでは、テレビで見ているのと同じになってしまうからだ。これは何とももったいない。特に初めて見るような時には、ぜひ肉眼で見て欲しい。 ……とは言え、毎回仕事で行っている筆者の場合、撮影をしないわけにもいかない。広角とズーム、動画と静止画と、いつも打ち上げ時には一人で3つも4つもカメラを使うことになるので、忙しすぎて打ち上げを楽しむ余裕などは全く無い。肉眼で見たのは、完全にプライベートで行ったH-IIAロケット初号機が最後である。 生で見たいが、撮影も必要。この超個人的な問題を解決すべく、筆者はロケットを自動追尾するシステムの開発を決意。このほど、H-IIAロケット29号機の打ち上げ(2015年11月24日)の際に、現地でテストを行った。レポートはその顛末

    ロケット自動追尾カメラを作ってみた
  • H3ロケット3号機現地取材(4) H3ロケットは2機連続成功、「まぐれでないことを証明できた」

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業(MHI)は7月1日、同日打ち上げたH3ロケット3号機について記者会見を開催、結果について報告した。発表によると、搭載した先進レーダー衛星「だいち4号」(ALOS-4)は、所定の軌道への投入を確認。打ち上げは成功した。H3ロケットの成功は2機連続、成功率は50%から67%に向上した。 だいち4号の状態は正常。太陽電池パドルの展開、太陽捕捉制御の実行などが確認され、順調に運用が進められている。だいち4号は、現在軌道上で運用中の「だいち2号」の合成開口レーダー(SAR)ミッションを引き継ぐ観測衛星。だいち2号からは、観測幅が4倍に強化されているのが大きな特徴だ。 軌道上から届いただいち4号の写真。展開された太陽電池パドルが写っている H3ロケット3号機は「ほぼ完璧な成功」 JAXAの山川宏理事長は、だいち4号について、「日が長年培ってきたSAR技術

    H3ロケット3号機現地取材(4) H3ロケットは2機連続成功、「まぐれでないことを証明できた」
  • JSライブラリ「Polyfill.io」がマルウェアに改変、10万サイト以上に影響

    Sansecは6月25日(現地時間)、「Polyfill supply chain attack hits 100K+ sites」において、オープンソースのJavaScriptライブラリ「Polyfill.io」が改変され、10万以上のWebサイトに展開されたと報じた。 Polyfill supply chain attack hits 100K+ sites Polyfill.ioの買収 Polyfill.ioはAndrew Betts氏が開発した人気のJavaScriptライブラリ。古いWebブラウザをサポートし、JSTOR、Intuit、世界経済フォーラムを含む10万以上のWebサイトに利用されている。 Polyfill.ioは2024年2月、中国を拠点とするコンテンツデリバリーネットワーク(CDN: Content Delivery Network)企業の「Funnull」に買収

    JSライブラリ「Polyfill.io」がマルウェアに改変、10万サイト以上に影響
    kamm
    kamm 2024/06/29
    『Polyfill.ioは2024年2月、中国を拠点とするコンテンツデリバリーネットワーク(CDN: Content Delivery Network)企業の「Funnull」に買収された。ドメインに加えGitHubアカウントも買収されており』ならしゃーない
  • iPhoneはどうやって「ロボットチェック」をパスしているの? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

    ハウツー iPhoneはどうやって「ロボットチェック」をパスしているの? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ WEBでときどき見かけるロボットチェックとは、「CAPTCHA(キャプチャ)認証」のことでしょうか? CAPTCHA認証とは、アクセス者がコンピュータ/ロボットではなく生身の人間であることを確認する目的で設置された認証機能で、歪んだ文字の読みを訊ねられたりします。あれは陶しいですよね。 iOS 16以降、iPhoneには「自動認証(Automatic Verification)」機能が搭載されました。この機能を有効にすると、CAPTCHA認証を実施している一部のWebサイトでの認証をパスできます。歪んだ文字の読みを入力したり、ジグソーパズルを解いたりする必要はありません。 自動認証を利用するには、「設定」→「Apple ID(自分の名前)」→「パスワードとセキュリティ」画面に

    iPhoneはどうやって「ロボットチェック」をパスしているの? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ
    kamm
    kamm 2024/05/27
  • Nothing Phone (2a)レビュー、廉価版でもNothingらしさは健在

    英Nothing Technologyから新型スマートフォン「Nothing Phone (2a)」が登場し、日でも先行予約者向けの出荷が開始されました。 「Nothing Phone (2a)」は従来機よりも手頃な5万円前後で購入でき、おサイフケータイにも対応した 2022年8月発売の「Nothing Phone (1)」、2023年7月発売の「Nothing Phone (2)」に続く同社としては3機種目となるスマートフォンですが、Phone (2)と同クラスの後継機ではなく、廉価版にあたります。ちょうど同じような命名規則を採用しているGoogle Pixelシリーズのa付きモデル、すなわち「Pixel 6a」や「Pixel 7a」のような立ち位置といえばわかりやすいでしょうか。 しかし、Phone (2a)はただPhone (2)よりも安いだけの機種ではありません。Nothingブ

    Nothing Phone (2a)レビュー、廉価版でもNothingらしさは健在
    kamm
    kamm 2024/04/22
  • リニア開業「ひかり」「こだま」の増発可能、なぜに国交省が発表?

    国土交通省は10月20日、「リニア中央新幹線開業後の東海道新幹線の利便性向上等のポテンシャルについて」の報道発表資料をサイト上に公開した。品川~新大阪間が開業し、東海道新幹線の東京~名古屋・新大阪間の直行需要の多くがリニア中央新幹線にシフトすれば、東海道新幹線の輸送量が約3割減少する可能性があり、静岡県内各駅の停車数が約1.5倍増加する。 東海道新幹線の試運転列車が浜松駅に停車(報道公開の取材時に筆者撮影) 東海道新幹線の静岡県内停車駅が増えれば、以降の10年間で経済波及効果は約1,679億円、雇用効果は約15万6,000人になるという。誰もが予想したことを国が具体的に示したことになる。ダイヤ改正の予想だけなら鉄道ファンでもできる。しかし、国がやるからには経済効果まで調査した。ここを高く評価したい。 しばらく前から、静岡県の新幹線駅に「ひかり+こだまの数が増加します」というボードが設置さ

    リニア開業「ひかり」「こだま」の増発可能、なぜに国交省が発表?
    kamm
    kamm 2024/04/02
  • Google、PDF論文を劇的に読みやすくするChrome拡張「Google Scholar PDF Reader」

    GooglePDF論文を劇的に読みやすくするChrome拡張「Google Scholar PDF Reader」 米Googleが「Google Scholar PDF Reader」というPDF形式の論文を読みやすくするChromeブラウザ拡張機能の提供を開始した。 プラットフォームやOSに依存せず、クリーンで、文章の構造が一貫しているPDFは、学術文書の標準的なフォーマットとして広く利用されている。しかし、一方で、引用されている他の文献にジャンプするのが難しかったり、あるいは特定のセクションを閲覧したくても、PDFの構造上、簡単に移動できないなど、閲覧性に関して不便と感じる面もある。Googleは「Google Scholar」という学術論文の検索エンジンを提供している。シンプルで分かりやすい画面構成で、良質な学術文書を効率的に見つけられるサービスである。Scholar PDF R

    Google、PDF論文を劇的に読みやすくするChrome拡張「Google Scholar PDF Reader」
    kamm
    kamm 2024/03/22
  • 北陸新幹線新大阪延伸「京都府水問題」で召喚される米原経由の亡霊

    10月24日、都内で「北陸新幹線(敦賀・大阪間)建設促進大会」が開催された。主催は関西広域連合、京都府、大阪府、公益社団法人関西経済連合会。参会者は約150人。関西広域連合の公式サイトでは、「沿線自治体関係国会議員、国土交通省、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構、西日旅客鉄道株式会社、福井県、主催自治体議会議長、地元経済団体 他」と紹介されている。 北陸新幹線敦賀~新大阪間の事業想定区域(赤)と米原ルート(青)。米原ルートは東海道新幹線(オレンジ色)に乗換えが必要(地理院地図を加工) これに関連して、朝日新聞電子版は11月7日、「北陸新幹線、なぜこのルート 与党が主導 国『答える立場にない』」という記事を掲載した。北陸新幹線の敦賀~新大阪間延伸について、関西広域連合はもともと「米原ルート」を推していた。しかし、2016年に与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームが覆し、「小浜ルー

    北陸新幹線新大阪延伸「京都府水問題」で召喚される米原経由の亡霊
    kamm
    kamm 2024/03/18
  • H3ロケット試験機2号機打ち上げ現地取材(4) ようやく産声を上げたH3ロケット、軌道はストライクゾーンの“ど真ん中”

    既報のように、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業(MHI)は2月17日、H3ロケット2号機の打ち上げを実施し、これに成功した。奇しくも「2月17日」は、1年前、初号機の打ち上げを予定していたが、固体ロケットブースタへの点火が行われず、延期になった日。その1年後、止まっていた時間がようやく動き始めた。 笑顔でガッチリと握手を交わすJAXA岡田匡史氏(右)とMHI新津真行氏(左)の両プロジェクトマネージャ H3は海外の打ち上げ需要を取り込めるか? JAXAとMHIは同日12時半より、記者会見を開催し、打ち上げの結果について報告した。9時22分55秒に打ち上げられた同ロケットは、計画通り飛行し、第2段を所定の軌道に投入。小型副衛星の分離、第2段の制御再突入、ロケット性能確認用ペイロード(VEP-4)の分離まで確認し、文句の付けようがない完璧な成功となった。 打ち上げシーケンスの実測値。

    H3ロケット試験機2号機打ち上げ現地取材(4) ようやく産声を上げたH3ロケット、軌道はストライクゾーンの“ど真ん中”
    kamm
    kamm 2024/02/19
  • ロケットが射場に姿を現す、新装備でゴツくなった移動発射台に注目!

    H3ロケット2号機が射点に姿を現した。同ロケットは2月16日、午後3時ころから機体移動を開始。VAB(大型ロケット組立棟)から第2射点(LP2)まで、約400mを30分ほどかけ、ゆっくりと移動した。打ち上げは17日の9時22分55秒に行われる予定。機体移動の撮影時はどんより曇った天候だったが、今後回復し、打ち上げ当日は晴れる見込みだ。 射点への移動が完了したH3ロケット2号機 2号機の形態は、初号機と同じ「H3-22S」。第1段の両側に、2の固体ロケットブースタが付くという、日ではお馴染みの形だ。通常、先端のフェアリングには搭載する衛星のミッションパッチなどが描かれるが、今回は主衛星が無いので、その代わりに「RTF」(Return To Flight=再開フライト)の文字が入っている。 フェアリングに「RTF」(Return To Flight)の文字が見える 現地レポートの1目の記

    ロケットが射場に姿を現す、新装備でゴツくなった移動発射台に注目!
    kamm
    kamm 2024/02/17
  • 月面を走る小型変形ロボット「SORA-Q」にタカラトミーの本気を見た!

    H-IIAロケット47号機の打ち上げが9月7日に行われ、無事成功した。このロケットは、日初の月面着陸を目指す小型月着陸実証機「SLIM」を搭載。そして、そのSLIMの側面に格納されているのが、手のひらサイズの超小型ローバー「SORA-Q」である。成功すれば、日初の月面走行となるはずだ。 射点に立つH-IIAロケット47号機。「SORA-Q」が搭載されていた この月面に行くSORA-Qを商品化したものが、稿で紹介する「SORA-Q Flagship Model」(宇宙分野では、実際の飛行で使われる機体を“Flight Model”と呼ぶのだが、どちらも略称が“FM”になってしまうので、それぞれ“宇宙用”と“製品版”と書き分けることにする)。タカラトミーから9月に発売されており、価格は27,500円だ。 タカラトミーから発売された「SORA-Q Flagship Model」の外観 ここ

    月面を走る小型変形ロボット「SORA-Q」にタカラトミーの本気を見た!
  • JAXA「SLIM」が月面着陸に成功、当日の様子をプレスセンターからレポート!

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月20日、小型月着陸実証機「SLIM」の月面着陸を実施。着陸後に太陽電池の発電ができなくなるというトラブルはあったものの、探査機からの電波は正常に受信できており、日初の月面着陸をついに実現した。これは日の宇宙開発において、非常に大きなマイルストーンになったと言えるだろう。 SLIM着陸直後のサブ管制室内の様子 (C)JAXA 筆者は前日22時より、JAXA相模原キャンパスにて取材を開始。記事では、そのときの様子をレポートしたい。 開場の30分前に現場に到着したのだが、すでに大勢の報道陣が プレスセンター内部の様子。筆者は右側最前列を確保できた ライブ配信された月面降下中のSLIMのテレメトリ画面 SLIMは同日0時に、最終降下を開始。高度15kmでメインエンジンを噴射して減速し、周回軌道を脱出、月面へと舵を切った。月のような重力天体では、一旦降下を

    JAXA「SLIM」が月面着陸に成功、当日の様子をプレスセンターからレポート!
    kamm
    kamm 2024/01/20
    良記事でした!無理やり作った笑顔が当時の心境を表してていい感じの集合写真にw 相模原に0時は辛そう。ホテルも遠そうだし…
  • 無免許死亡事故、そこに隠されたまさかの冤罪!

    2023年8月30日、江口大和弁護士(37歳、第二東京弁護士会)を被告人とする「犯人隠避教唆」について、最高裁第一小法廷(深山卓也裁判長)は、江口氏の上告を棄却した。 弁護士が犯罪者という異例の事件だ。逮捕も、一審・横浜地裁の有罪判決も、テレビ・新聞が大きく報じた。「虚偽の供述を依頼した」とか「弁護士としての知識を悪用した」とか。もうすべての人が思ったろう、「わっるい弁護士がいたもんだ!」と。だが、私は知っている。これ、どうやら冤罪だ。聞いてほしい。 2019年1月のその日、私は横浜地裁にいた。レーダー式測定機(日無線のJMA-230)による32キロ超過の否認裁判があったのだ。終わって帰り際、別の法廷の開廷表に「道路交通法違反、犯人隠避、犯人隠避教唆」の判決を見つけた。被告人は2人だ。 犯人隠避(刑法第103条)とは、隠れ家を提供する以外の方法で犯人を検挙から逃れさせること。オービス事件

    無免許死亡事故、そこに隠されたまさかの冤罪!
    kamm
    kamm 2024/01/19
  • IntelからASUSが引き継いだ小型PC“NUC”、ついに最新製品投入 - MeteorLake×GeForce

    ASUSは1月8日(アメリカ現地時間)、CES 2024にあわせて、小型PC「ROG NUC」シリーズの投入を発表した。Intelから小型PC事業「NUC」ブランドを引き継いで初めての製品投入となる。 IntelからASUSが引き継いだ小型PC“NUC”、ついに最新製品投入 - MeteorLake×GeForce Intelが独自に完成品PC・ベアボーンキットとして開発・販売してきた小型PC「NUC」シリーズは、2023年7月に事業ごとASUSへと売却。サポートもすべて継承されたほか、そのタイミングで将来製品の開発についても続行すると発表されていた。今回、満を持してASUSのゲーミングブランドである「ROG」から新製品が投入された形。 新製品はその名も「ROG NUC」と命名されており、最新Intel Core Ultraプロセッサを搭載している点が最大の特徴。グラフィックスにはNVID

    IntelからASUSが引き継いだ小型PC“NUC”、ついに最新製品投入 - MeteorLake×GeForce
    kamm
    kamm 2024/01/10
  • Google認証に不正アクセスの脆弱性、パスワード変更では不十分

    The Registerは1月2日(現地時間)、「Google password resets not enough to stop this malware • The Register」において、情報窃取マルウェアにセッション情報を窃取された場合、Googleパスワードを変更するだけでは不十分だとして、注意を呼び掛けた。最新のセキュリティ研究によると、ユーザーが侵害に気づいてパスワードを変更しても、脅威アクターは侵害したアカウントにアクセスできるという。 Google password resets not enough to stop this malware • The Register Google認証が抱えるゼロデイ脆弱性悪用の概要 このGoogleのゼロデイの脆弱性は、2023年10月に「PRISMA」と呼ばれる脅威アクターにより悪用が予告されていた。The Register

    Google認証に不正アクセスの脆弱性、パスワード変更では不十分
    kamm
    kamm 2024/01/05
  • スペースXの「スターシップ」が2回目の飛行試験、“来年は100回飛行”の野望

    イーロン・マスク氏率いる米宇宙企業スペースXは2023年11月18日、巨大ロケット「スターシップ」の2度目の飛行試験に挑んだ。 4月の初飛行では、離昇直後から問題が相次ぎ、宇宙にすら到達できず、発射台も大きく損傷するなど、不満足な結果に終わった。しかし今回は、計画どおりとまではいかなかったものの、機体やエンジン、発射台の完成度に明らかな、そして大きな進歩が見られた。 そしていま、3度目の飛行試験の準備も始まっている。数年のうちには年間100回の飛行を行い、月・火星への飛行に挑もうとする、人類史上最大のロケットの現状に迫る。 スターシップIFT-2の打ち上げ (C) SpaceX スターシップとは? スターシップ(Starship)は、スペースXが人類の火星移住を目指して開発中の宇宙船である。 厳密には、機体は第1段の「スーパー・ヘヴィ(Super Heavy)」ブースターと、第2段のスター

    スペースXの「スターシップ」が2回目の飛行試験、“来年は100回飛行”の野望
    kamm
    kamm 2024/01/01
  • JR西日本、自社線と重複する阪急新線に乗入れ検討 - 本命は桜島線?

    阪急電鉄の「なにわ筋・新大阪連絡線」構想は、大阪都心で建設中の「なにわ筋線」に接続する。関西空港方面へ直通する列車を運行し、十三駅で阪急電鉄の既存路線と連絡する。すでに南海電鉄が料金不要の急行の乗入れを表明した。JR西日も乗入れ検討と報じられた。 「なにわ筋線」周辺の路線略図。線の色は乗り入れる鉄道事業者を示す。青色の線がJR西日、赤色の線が南海電鉄、茶色の線が阪急電鉄。点線は筆者予想 しかし、構想区間の大阪駅(うめきたエリア)から新大阪駅まで、JR西日も独自の線路があり、すでに列車を運行している。ライバルとなるはずの並行路線に乗り入れるとは摩訶不思議。その理由を考察してみた。乗客にとって便利になるかどうかも気になる。 「なにわ筋・新大阪連絡線」と「なにわ筋線」 「なにわ筋・新大阪連絡線」とまとめてしまったが、これは阪急電鉄の2つの新路線構想をまとめた呼称である。「なにわ筋連絡線」は

    JR西日本、自社線と重複する阪急新線に乗入れ検討 - 本命は桜島線?
    kamm
    kamm 2023/12/29
  • 1兆年以上かかるとされていた1409次元の暗号、KDDIなどが29.6時間で解読に成功

    KDDIとKDDI総合研究所は12月26日、次世代暗号(耐量子暗号)として標準化が進められている「Classic McEliece」方式において、これまでは総当たりによる探索での解読には1兆年以上要するとされてきた1409次元の暗号を、わずか29.6時間で解読に成功し、2023年11月13日に世界記録を更新したことを共同で発表した。詳細は、2024年1月23~26日に長崎で開催される「2024年 暗号と情報セキュリティシンポジウム(SCIS2024)」で発表される予定。 量子コンピュータの性能が向上した将来、現在の方式では暗号強度が不足することが指摘されており、アメリカ国立標準技術研究所(NIST)は2030年ごろに向けて、将来の量子コンピュータの性能にも耐えうる耐量子暗号の検討を進めている。NISTは2022年7月に、耐量子暗号の標準として4つの暗号方式を選定しており、さらに現在はCla

    1兆年以上かかるとされていた1409次元の暗号、KDDIなどが29.6時間で解読に成功
    kamm
    kamm 2023/12/28
  • イプシロンSロケット第2段の爆発事故、原因を「イグブースタの溶融」と特定

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12月12日、文部科学省(文科省)の宇宙開発利用部会にて、イプシロンSロケットの開発状況について報告した。同ロケットでは、第2段モーター「E-21」の地上燃焼試験中に、爆発するという事故が発生。10月末の前回の報告では、原因を2つまで絞り込んでいたが、今回、イグブースタの溶融によって起きたと特定された。 7月14日に実施した地上燃焼試験で爆発事故が発生した この事故は、7月14日、JAXAの能代ロケット実験場(秋田県能代市)で発生したもの。想定外の高温により、モーターケースの強度が低下し、爆発に至ったと考えられており、その原因としては、「輸送時の振動」または「イグブースタの溶融」により、推進剤かインシュレーション(断熱材)が損傷した可能性が高いことが分かっていた。 これまでの概要については、以下の過去記事を参照して欲しい。 輸送時の損傷可能性を模擬試験で調

    イプシロンSロケット第2段の爆発事故、原因を「イグブースタの溶融」と特定
    kamm
    kamm 2023/12/26