【第55回】 2009年05月19日 東京ヤクルトが必死の営業努力 観客動員数を増やす近道はどこにある? ――セ・パ交流戦で観客減、ファンクラブで動員増を狙う 19日からプロ野球はセ・パ交流戦に突入する。 交流戦がスタートしたのは2005年。今年で5年目になる。2004年に起きたプロ野球再編の危機から、新たな見どころを作って人気回復につなげようということで生まれた試合方式だ。現在は1チームにつき他リーグの6球団と4試合ずつ計24試合を約1ヵ月かけて戦う。 交流戦は日ごろ対戦のないチームと戦うためデータが少なく、思わぬ展開になりやすい。リーグ戦で快調に白星を重ねていたチームが交流戦に入った途端、ブレーキがかかることがよくある。逆に低迷していたチームが交流戦をきっかけに上昇気流に乗ることも多い。目新しい対戦が見られるというだけでなく、ペナントレースの流れが変わるという点でも興味深い1ヵ月