ブックマーク / www.nippon.com (4)

  • 九份、このままではいけない

    今の九份に愛着を感じない「妙さん、九份を案内してください」「一青さんと九份に行きたい」 こんな言葉を掛けられるたびに、私は暗い気持ちになる。なぜなら、人を案内できるほど、私は今の九份に愛着を感じていないからだ。 九份の街は、台湾の新北市瑞芳区の山間部にあり、中心都市の台北駅から車で1時間弱の場所にある。台湾旅行のパンフレットには、大抵、メインストリートに連なる赤ちょうちんと急な石段の九份の街並みの写真が掲載されている。スタジオジブリのアニメ「千と千尋の神隠し」のモデルになった場所だと信じられており(実際は違うらしいが)、日人の間で九份の知名度は、台湾を象徴する観光地と形容していいほど、不動の地位を築いている。 ところが、私は、現在の九份がどうしても好きになれない。 友人や日の親戚を連れ、九份に行くたびに、がっかりさせられる。 「没有(ない)」「趕快(早くして)」「不知道(知らない)」「

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    kana0355
    kana0355 2018/05/15
  • SFアニメの到達点—押井守版『攻殻機動隊』の普遍性を読み解く

    押井守監督のアニメ映画 『GHOST IN THE SHELL/ 攻殻機動隊』(1995年) をハリウッドが実写映画化したことで、押井作品が再び注目されている。押井版『攻殻』が国内外のSF映画に与えた影響とテーマの普遍性を考察する。 2017年公開の米国映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』は、士郎正宗による日のマンガ『攻殻機動隊』(1989年連載開始)を原作としている。だが、作中のビジュアルや設定の多くは、原作マンガを初めてアニメ映画化した押井守監督の『GHOST IN THE SHELL/ 攻殻機動隊』(95年)へのオマージュに満ちている。 2017年春に公開されたルパート・サンダース監督『ゴースト・イン・ザ・シェル』では、スカーレット・ヨハンソンが脳以外全身サイボーグの捜査官を演じた (C)MMXVI Paramount Pictures and Storyteller Distrib

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    kana0355 2017/05/18
  • 外国人神主、ウィルチコ・フローリアン

    子どもの頃から日に興味を抱き、ウィーン大学で「日学」を専攻後、外国人神主になったウィルチコ・フローリアン氏。「神道は宗教ではなく、何千年も継承されてきた素晴らしい智恵」という。ウィルチコ氏に神道の精神性について聞いた。 ウィルチコ・フローリアン WILTSCHKO Florian 1987年オーストリア・リンツ生まれ。幼い頃から日に興味を持ち、14歳の時に家族とともに観光で初来日し、ますます関心を高めていく。兵役後、ウィーン大学で「日学」を専攻。2007年縁あって名古屋市の上野天満宮に入り、住み込みで神道を学ぶ。その後、母国に戻りウィーン大学を卒業、再び来日し國學院大學神道学専攻科に入学。専門課程を経て、2012年渋谷区の金王八幡宮の権禰宜(ごんねぎ)に任命され、4年間務める。2016年5月からは、結婚にともなって三重県津市久居の野邊野神社に移る。 日は世界の正倉院——ウィルチコ

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    kana0355 2016/11/10
  • 広島被爆米兵の名前を刻んだ日本の歴史家

    1945年8月6日に広島に落とされた原子爆弾によって亡くなった犠牲者の中には、12人の米兵捕虜も含まれていた。アマチュア歴史家の森重昭さんは、40年以上を費やし、被爆米兵の遺族を探し当てた。アメリカのバリー・フレシェット監督が、その記録を『灯篭流し(Paper Lanterns)』にまとめた。 森 重昭 MORI Shigeaki 1937年生まれ。アマチュア歴史家。広島原子爆弾を経験。2008年「原爆で死んだ米兵秘史」(光人社)を出版。広島で・佳代子と暮らし、2人の子供がいる。 バリー・フレシェット Barry FRECHETTE 1970年生まれ。1992年米ストーンヒル大学卒業。25年間、ボストンで広報の短編ビデオを初めとする制作の仕事に携わる。現在Connelly Partnersでククリエイティブ・サービスのディレクターを務める。「灯篭流し(Paper Lanterns)は、映

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    kana0355 2016/05/28
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