鴻池祥肇元防災相は19日の派閥会合で、チュニジアの首都で博物館が襲撃され、日本人3人を含む多くの外国人観光客が死傷した事件について「『絶対に行ったらいかんよ』と言われる所は行かんことだ。日本中が大騒ぎし、官邸の国旗が半旗になる。こんなおかしな話はない」と語った。 ただ、事件発生当時、外務省が発表しているチュニジア・チュニスの危険情報は4段階のうち最も低い「十分注意」だった。観光客側に非があったと受け取られかねない発言で、鴻池氏の事務所は発言の趣旨について、「リスクのある場所に入るには気をつけるべきだという趣旨だったが、言葉足らずだった」と説明している。