週刊「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)に昨年掲載された漫画「美味(おい)しんぼ」(現在休載中)で、東京電力福島第1原発を訪れた主人公が鼻血を出す描写が批判された問題をめぐり、原作者の雁屋哲氏が近く刊行する単行本「美味しんぼ『鼻血問題』に答える」(遊幻舎)で、「今の福島の環境なら鼻血は出る」と反論していることが1日分かった。 同書は、放射線被ばくと鼻血の因果関係を「考えられない」とした環境省の見解を疑問視。研究者が行った住民調査の結果などから、福島では「多くの人が鼻血で苦しんでいる」としており、改めて議論を呼びそうだ。 雁屋氏は福島の農漁業の現状や第1原発周辺を取材した記録にページを割く一方、内部被ばく・低線量被ばくへの懸念も表明した。「美味しんぼ」の単行本で、表現を連載時から一部修正したことについては、バッシングを受けた実在の登場人物を守り、誤解を防ぐためと説明した。 さらに最終
はてなブックマーク経由で、疑似科学とされるものの科学性評定サイト の存在を知りました。 そのサイトは、 本サイトでは、サプリメント、民間代替医療、生活環境改善、自己啓発、不思議現象など、疑似科学と疑われるものについて、これまで判明している知見から、その効果の主張に伴う科学性の程度をおしはかる試みを行っています。 というテーマであるらしく、世間に流布される色々の説が評価されています。私も疑似科学やニセ科学といった問題には関心があるので、サイトを眺めてみましたが、概念の整理が充分では無かったり、評定のしかたについて疑問に思われる所がありました。本エントリーでは、それらについてメモ的に書きます。 ※以降、当該サイトを便宜上、「評定サイト」と略す まず、評定サイトでは、その効果の主張に伴う科学性の程度を評定するための条件として、9つのものを挙げています。すなわち、 透明性 再現性 客観性 論理性
琉球大学農学部教授であった比嘉照夫氏が開発したEM(EM菌)は代表的なニセ科学だとみなされている*1。一方、「数百の論文」があるがゆえに、EMはインチキでもニセ科学でもないとの主張がある。 ■2014年10月20日の記事 | EM(微生物)の力で環境を守る インターネット上では、EMを好ましく思わないグループもいるようですが、彼らの主張する「論文が無い」「EMはインチキでニセ科学」という批判が、完全に的外れであることが分かります。 これらの論文や実際の現場でのEM技術を検証することもせず、開発者の比嘉照夫氏の人格批判や、風評を撒き散らす行為こそ、科学者としての道を外れてしまっているのではないでしょうか。 確かに、「EM研究機構」のウェブサイトには「学会発表や論文」と称する大量のリストがある。これらのリストは、EMはニセ科学だという主張に対する反論になりうるのだろうか?実際のところ、これらの
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自民党の下村文部科学大臣が幹事長を努める超党派の議員連盟「人間サイエンスの会」。この会の講演会のテーマがスピリチュアル全開でカルト臭が凄まじいことになっています。詳細は以下から。 人間サイエンスの会(NS)はNPO団体である国際総合研究機構(IRI)の創立者が創設した超党派の国会議員連盟で、説明によると「主として人間に係る潜在能力や地球の未来について研究・議論・推進する会」とされています。 人間サイエンスの会は会長を自民党所属の山本有二衆議院議員が努め、幹事長にはなんと下村博文文部科学大臣の名前が見られます。 その他にも幹事として自民党の古川禎久衆議院議員、民主党の大島敦衆議院議員、松原仁衆議院議員が名を連ね、事務局長は自民党の宮下一郎衆議院議員という、現役閣僚を含む国会議員約20人による錚々たる議員連盟。 しかしこの人間サイエンスの会、何から何までが胡散臭く、カルト臭さが充満しています。
・慰霊や先祖祭祀は伝統だからOK ・血液型性格判断はニセ科学だからダメ ・万世一系の天皇は伝統だからOK ・江戸しぐさは事実じゃないからダメ 血液型や江戸しぐさも伝統になればいいのだ。
人はみな幸福になりたいと思っているが、なかなか幸せになれず思い悩むものだ。その源をたどる度に「有り難い」ということを忘れているからではないかと思う。「愚痴を言うな。不平不満を口にしていては、いつまでたっても幸せになれないよ」と、母が教えてくれたのを思い出す。 私たちは「ありがとうございます」と平素よく口にするのだが、「有り難い」の本当の意味が分からず使っているようだ。「今有る」ことがどんなに「難しい(大変な)こと」かを知らずに愚痴ばかり口にしていないか。 いくらお金を持っていても、「有り難い」ということの意味が分からぬ者に幸せは訪れまい。いつもそう思うのだが、素晴らしい一文に出会った。 《細胞1個の核に含まれている遺伝情報は32億個の科学の文字で書かれているが、その情報量は千ページの本にすると3200冊に相当する。それほど膨大な情報が、1グラムの2千億分の1でしかない細胞の核の中に書かれて
産経ニュースに、近藤誠氏の子宮頸癌についての週刊誌記事、およびその記事に対する産婦人科医たちの反論についての記事が掲載された。 ■【日本の議論】「病院は金のためなら平気で子宮を奪う」異端医師・近藤誠氏の週刊誌記事に「産科婦人科学会」怒り心頭(1/4ページ) - 産経ニュース 産経ニュースで言及された産婦人科医たちの反論はウェブ上でも読めるため、リンクしておく。 ■大阪大学医学部産婦人科 |患者様へのご案内 ■週刊誌がひどい|宋美玄オフィシャルブログ「〜オンナの健康ラボ〜」Powered by Ameba 本エントリーは、近藤誠氏の子宮頸癌に関する主張が誤っていることを理解している読者が対象である。詳細は上記リンク先を参照していただきたい。ご質問がある方はコメント欄で質問していただけたら回答する用意がある。 本エントリーの趣旨は、間違った主張に対する対応策についてである。産経ニュースによれば
「水からの伝言」は永遠に語り続けられます。 代表作の『水からの伝言』の著者として有名である。著作は海外にもよく知られているとされており、海外講演も行なっていた。彼の著作は世界40ヶ国語以上に翻訳をされており、2004年にはニューヨーク・タイムズのベストセラーリストに17週連続ランクイン。2011年にはイギリスのワトキンス・ブックスで発行する「ワトキンス・レビュー」において「精神世界」ジャンル中で最も影響力のある現存の100人の一人に選ばれています。日本以上に世界で有名な人でした。その江本先生が10月に他界されまた。お話したこともありますがとても素敵なかたでした。とても残念です。 さて、水からの伝言の内容ですが、江本らによる独自の方法で撮影した「雪花状の氷」の写真が多数収録されている。2009年までには45ヶ国語に翻訳、世界75カ国で出版されシリーズで250万部以上が発行ました。この「水
健康食品などで発疹や下痢といった健康被害があらわれた時に「それは好転反応」「毒素が出ている」などと事業者らから言われ、利用継続を勧められる事例が相次いでいると消費者庁が発表した。「セールストークの場合がある。説明をうのみにせず、利用を中止して医師に相談してほしい」と注意喚起している。 「好転反応」という言葉は「回復に向かう過程の一時的現象」という意味で使われているが、日本医学会監修の医学用語辞典には掲載されていないという。 12月10日付の発表によると、健康食品や化粧品、健康器具、美容エステなどで健康被害が出た際、継続利用を促されたという相談や情報は2009年4月以降339件寄せられている。このうち100件は利用を続けた結果、症状が継続・悪化していた。その100件を商品やサービスで分類すると、化粧品が33件、健康食品32件、健康器具23件と続いた。1カ月以上症状が続いたという相談も16件あ
「毎日やさしい言葉をかけたリンゴと毎日罵倒したリンゴだと一ヶ月後に罵倒した方だけくさった」という話をTwitterで見かけた。 リンゴを罵倒である。そんなことやったことがない。わけがわからなすぎて楽しそうだ。やってみたい。 くさるくさらないはどうでもいい。ただただリンゴを罵倒してみたい。
間違い方は多様である。説明のためにごく単純な例を挙げよう。算数の問題で、「1+1=」と問われたら、正しい答えは「2」しかない。一方で間違った答えは無数にある。「1+1=1」「1+1=3」「1+1=4」「1+1=5」。すべて間違った答えである。また、一般的に、間違い方はそれぞれ矛盾する。「1+1=1」という答えと、「1+1=3」という答えのどちらも正しいということはありえない。 算数から離れると、たとえば二進法では「1+1=10」という答えもありうる。自然科学や医学の問題では、必ずしも算数のように唯一の正解があるとは限らない。しかしながら、間違い方は多様であるという原則は変わらない。定説を否定するトンデモ説はきわめて多様である。教科書にも載っている定説を否定する人たちは、しばしば相互矛盾する複数のトンデモ説を信じることがあり、興味深い。定説を否定することが重要であり、トンデモ説自体の正しさに
こんばんは。高橋宏です。日付変わって昨日、厚生労働省への陳情並びに記者会見をして参りましたのでご報告させて頂きます。 厚生労働省の対応ですが、まあ酷いものでした。血液対策課の課長補佐に対応して頂きましたが、私自身、普段、似たような対応されていますので全く違和感はありませんでした。瞬時に思い浮かんだのは、船橋市役所の保育課と文化課の課長補佐です。この御三方に共通しているのは、課長補佐という重責にありながら、自分の所管の業務でさえ全く把握できていないという点です。 輸血の危険性、現任研修のレポート提出、文化財指定の流れとそれぞれ業務内容こそ違えど、所管業務を把握していないところは全く変わりありません。船橋市は副市長、建設局長、健康福祉局長とほぼ2年ごとに入れ替わりで国から出向して来て頂いておりますので(有り難いと思ったことは私自身一度もありませんが)国家公務員も地方公務員も対応が変わらないこと
こんにちは。高橋宏です。残念ながら現代医療は慢性疾患に対して無力です。病気を治すことができないのです。それもそのはず、全て免疫抑制、治す方向とは逆行して寧ろ病気を悪化させているのですから必然の成り行きです。 この閉会中、10月、11月は私にとってとても充実した日々でした。これからの時代は間違いなく波動医療の時代が来ます。ほんの一例ではありますが、AWGというものがあります。自分のソマチット(ソマチッド)を見るということも体験させて頂きました。 波動も千島学説もソマチッドも非科学的だという、またいつもの大批判大会が始まることは予め予測の範囲ですが、全て科学的根拠に基づいて行われていることが良く理解できました。 波動がオカルトだと言っている人は、地動説、電波の存在を否定していた昔の人達と同じ状態です。マルコーニは「電線を使わずメッセージを送れる」と話したところ精神病院に連れて行かれたと言われて
「CAS」という冷凍技術がある。 冷凍時に磁力を加えるか何かで、食品の鮮度保持が飛躍的に高まる、のキャッチフレーズで、 最近テレビや雑誌によく取り上げられている。 自分が属している会社の子会社に外食部門もあるので、 自分は「このCAS技術を使えば、何かできるんじゃないか?」と前から考えていた。 で、今週の水曜~金曜に、東京ビッグサイトで「アグリカルチャーフェア」が開催されていて、 最新の農業ITとか植物工場とか展示されていたんだが、その中でCASも展示されていた。 「どれどれ・・・」と見に行ったが、 そこに「CASを批判する冷凍学会はオカシイ!!」という記事を掲載した新聞が山積みされていた。 「?」と思ってみると、「環境農業新聞」という見慣れないタブロイド新聞が置いてあった。 1面、2面と、冷凍学会を批判する記事が続いていて、「・・・」と思いながら読み進むと、 最終面で「由井寅子が推奨する
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