ジェフ・ベゾスが個人的に出資している金融系相手の米Business Insiderの元記事を、「打倒アマゾン」みたいなバズワードが入った記事の抄訳で紹介するGigazineの記事だから、はなからその辺は期待しませんがw、出版業界の人たちがいちばん知りたいであろう、なぜこのEDCがアマゾンを通さずに売上げを伸ばせたのか、具体的にどうやったのかがスッポリ抜け落ちているので、補足しておきます。元記事を見ればAn Army of Home Sellersという子見出しのところにちゃんと書いてあるんですけどね。 なぜ“アマゾン抜き”が可能だったのか? ・まずEDC ( Educational Development Corporation )って厳密に言えば出版社ではないんですよね。世界中の児童書の北米販売権(distribution rights)を買いとり、本を作って、それを売って商売をしている
ネット書店最大手のアマゾンが、電子書籍の販売条件で出版社を「格付け」し、アマゾンに有利な条件で契約した出版社の書籍を、読者に優先的に紹介する新たな仕組みを導入したことが分かった。出版社は「市場の支配力を背景とした脅しだ」などと反発。米国や欧州でも出版社や作家によるアマゾンへの抗議が広がっており、対立が浮き彫りとなっている。 アマゾンが今春、出版各社に提示し、夏から順次始めている。出版社がアマゾンに支払う販売手数料の高さ、電子書籍の品ぞろえの充実度などに応じて出版社を4ランクに分け、ランク上位の社の電子書籍をホームページ上で目立たせたり、読者の購入履歴などに応じて「おすすめ」としてメールなどで紹介しやすくしたりする仕組み。 紙の本でもアマゾンに有利な条件の出版社の本を優先的に読者に薦めているが、成長市場の電子書籍では紙よりも優先度に差をつけている。格付けが下の出版社の書籍は読者の目に触れにく
……そして意地悪をしているわけでもない。寡占市場のリーダーとしてやるべきことをやっているだけ、だから恐いのだという話。 米アマゾンと大手出版社のアシェット(Hachette Book Group)のあいだで本の仕入れ値をめぐって交渉が難航、今月に入ってからアマゾンは、アシェットの本をトップページのキャンペーンから外したり、類似書の推薦欄に他社の本を表示したり、買おうとすると「入荷は3〜5週間先」という表示になったり、これから出る新刊本が予約できなくなったり……という措置に出た。どう見ても露骨なイジメに見えるわな。 とりあえず「七掛け」(もちろん出版社によって率は異なるが)で取次に好きなだけ本を卸せる日本と違って、アメリカではどこの出版社もこうやって書店や量販店を相手に、定期的に卸値のディスカウント率(日本で言う「掛け値」)を決めるのだが、アマゾンが出現する前はもう少しのんびりしていた。5年
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています Kindle界の有名漫画家・鈴木みそさんが、Amazonで個人出版した電子書籍の収支(2013年度)をブログで報告しています。それによると、販売していた9作品の合計売り上げが5万8706部、Amazonから支払われた取り分は1000万6057円だそうです。すごい! これらの数字は、Amazonが支払調書を発行してくれないため、鈴木さん自身で銀行振込の金額と、Kindleの売り上げリポートを元に計算したそうです。それによると、例えば「限界集落(ギリギリ)温泉」の1巻(100円)は2万部を突破し、売り上げは79万3448円に。2巻(400円)は部数が半分に減ったものの、230万3902円を売り上げたと明かしています。 支払われた金額は、Amazonの取り分を抜いた“純利”。ただし、源泉徴収はされていないため、税金を納める必要があります。
ライトノベル「ふぁみまっ!」のイラストなども手がける、イラストレーターの鶴崎貴大さん(@w_takahiro)がTwitterで、「自分の同人誌が勝手にamazonのkindleで売られてるんだけどこれどうしたら良いの……」とツイートし、話題になっています。 問題となっているのは、鶴崎さんが発行していた「艦これ」同人誌のKindle版(※リンク先アダルト注意)。著者名にもしっかり「鶴崎貴大(著)」と記載がありますが、ツイートでも指摘されているとおり、どうやら鶴崎さんに無断で電子書籍化され、販売されているもののようです。 アダルト本なので画像は編集部側で修正 作者の作品一覧ページにも掲載されており、正規の本と見分けがつかない状態 出版社名は「2DBOOK-LOAD」となっており、どうやらココが「無断販売」の元凶ではないかと推測。Twitterでは「なにこれこわい」「これってスゴイ厄介ごとなの
Kindle向け電子書籍を自費出版できる「Kindleダイレクト・パブリッシング」も日本版がスタート。作家や出版社が電子書籍データをKindleストアにアップロードし、世界に販売できる。 Kindle用電子書籍を販売する「Kindleストア」日本版のオープンに合わせて10月25日、作家や出版社がKindle向け電子書籍を自費出版できる「Kindleダイレクト・パブリッシング」の日本版が、Amazon.co.jpでスタートした。世界のKindleストアに電子書籍を販売でき、基本的に、売り上げの35%が受け取れる。 Amazon.co.jpのアカウントでログインし、会社(出版社)情報、ロイヤリティ支払い先の銀行口座などを登録すれば、自費出版が可能。出版したい本のタイトル、表紙画像、価格(円、米ドル、ポンド、ユーロで設定可能)、DRMの有無、販売地域などを設定し、電子書籍データをアップロードする
2012年09月03日 楽天koboがまともに日本語書籍を集められないもう一つの理由 Tweet 前回、8月末6万冊の約束期限に対し姑息な手段に出た楽天koboにおいて、楽天koboの公開する数字がまやかしであることを示した。1日時点では6,440冊だったギターコード譜は、本日時点では13,000冊に増加している。楽天koboはギタリスト御用達ツールの座でも狙ってるのか。 楽天koboがまともに日本語書籍を集められない理由は、Amazon Kindleが近日発売のまま2ヶ月も経っている理由と共通している(さすがにまもなく発表されると期待しているが)。現時点においてKindleは米国では150万コンテンツを扱っており、先日サービスを開始したインドでは120万コンテンツから開始している。しかし、年内にも始まるとされる日本では、それだけのコンテンツを集めることはたとえAmazonでも困難だろう(
株式会社ピースオブケイク(代表取締役CEO・加藤貞顕)は、デジタルコンテンツの有料配信プラットフォームcakes(ケイクス)を開設いたします。この度、2012年夏予定の一般向け正式オープンに先立ち、第一弾の執筆陣を発表いたします。 第一弾の発表には、ベストセラー作家、学者、人気ブロガーなど、多様な肩書きの執筆陣が名を連ね、正式オープン以降、cakes上にて、コンテンツ配信をしてまいります。cakesでは、豪華執筆陣による連載・寄稿のほか、さまざまなコンテンツホルダーの雑誌、書籍、コミック、ウェブサイトなど、多彩なコンテンツを配信するプラットフォームとして、つくり手と受け手双方にとってこれまでにない新しいメディアの形を提案していきます。 Amazonがインターネットでの物販を「普通のこと」にしたように、cakesがインターネットでのコンテンツ販売を「普通のこと」にすることを目指していきます。
ソニーが、「出版界のビートルズ」などと表現される世界的ベストセラー『ハリー・ポッター』シリーズの日本語版電子書籍を独占的に販売することが判明した。紙の書籍は、日本でもベストセラーになっているだけに、日本の電子書籍ビジネスの行方に少なからず影響を与えそうだ。 関係者によると、ソニーは、世界的、歴史的ベストセラー『ハリー・ポッター』の日本語版電子書籍を、同社が発売する電子書籍端末「Reader(リーダー)」の目玉コンテンツとして位置づけ、電子書籍の売り上げのみならず、端末の販売にも弾みをつけようと目論んでいるようだ。 「中抜き」モデルで作家が読者に直販 ハリー・ポッターシリーズの電子版については、英語版がこの3月から販売が開始されている(現在は、仏語、独語なども追加されている)。このときは、作者のJ.K.ローリング氏自身が運営するWebサイト「Pottermore」で独占的に販売が始まったこと
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