「人間失格」「走れメロス」などを書いた文豪・太宰治の学生時代のノートが弘前大学のWebサイトに全文公開されています。旧制弘前高校(※弘前大学の前身。「高校」という名前ですが今でいう大学に近い)に入学した太宰が、2年次の「修身」の授業で使用したノートです。授業の内容を書き取るあいまに、落書きやサインの練習などが繰り広げられています。あっ……(察し)。 左にはお絵かき、右にはサイン ノートの後半には7ページにわたって自画像的なイラストが描かれています。「津島修治」という名前がいっぱいに書かれたページもありますが、これは太宰治の本名。 表紙にもサインがいっぱい 表紙、裏表紙にも書き込みがいっぱい。表紙にたくさん書かれている「辻島衆二」は、太宰治が高校時代に使っていたペンネームです。太宰治のノートだから貴重な資料になりますが、もし過去の自分のノートが公開されたらと考えてみると……つ、つらい……。
期間限定サイト「村上さんのところ」をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。 連日たくさんのアクセスをいただきました当サイトですが、2015年5月13日をもって、公開を終了させていただきました。当主の村上春樹さんは、しばしの休憩をとったあと、本来の小説のお仕事に戻っていらっしゃいます(当主からの最後の挨拶はこちら)。 1月15日のオープン以来、119日間という限られた期間でしたが、読者のみなさまと村上さんとの交流はたいへん面白く、そして意義深いものとなりました。3万7465通のメールをお寄せいただいたみなさん、そして、最後までご愛読いただいたみなさんに、あらためて感謝を申し上げます。 なお、当サイト上での質問者のみなさまと村上さんとのやりとりは、編集の上、新潮社より出版されます。くわしくはこちらをご覧ください。 新潮社 チーム縁の下
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2014-11-16 『風の歌を聴け』についてどうしようもない絶望の話 久方ぶりに会う友人との待ち合わせの場所に早く着きすぎた僕は鞄から一冊の本を取り出した。『風の歌を聴け』という30年も前に出版された本の文庫版だ。それも後ろに「¥105」というシールが貼られ、ページも日に焼けて乱雑に扱われた本の悲哀を漂わせていた。 その本の作者はノーベル賞候補に何度も入っておきながら、未だにそのためにスウェーデンに旅立ったことはない。それでも熱狂的なファンが集まって受賞の瞬間を待ち望むという滑稽な映像が秋の風物詩になりつつある。まるで渋谷の交差点を埋め尽くす青い服を着た若者や、道頓堀に集まる虎ファンを笑うことはできないし、行き過ぎたファンのおかしさはカーネルサンダースの呪いを笑えない。 窓の外はすっかり日が落ちて、冬の訪れをしんみりと語るには相応しい夕方だった。頼んだブレンドは苦く、しかし外の気温を忘れ
普段大根を体にいい薬だとして毎日2つずつ食べている押領使がいた。 ある日そこに敵が現れたんだが、勇敢な2名のつわものが突如現れて敵を撃退した。 押領使は何者か? と二人に問うと、「普段食べていただいている大根でございます!!」と言って去って行った。 ああ? これぜってーおかしいだろ。 健康のために食べているご利益が、なんで敵兵を撃退するつわものとして登場するんだよ。 押領使が病気になった時に、二人の美少女(それぞれタイプが違う!初代プリキュアみたいな!!!!!!!!!!)が来て、 一生懸命看病してくれる、ってなら理解できる。よくわかる。 けれど物理的なピンチを助けちゃダメだろ。 と考えるのが平成人の考え。14世紀人はこれでいいのだ。未来人はこれをまたどうかんがえるだろうか。 こういう意味でも古典ってのは面白いのだ。
ことしのノーベル文学賞に自己のアイデンティティーを探し求める作品を数多く発表してきたフランスを代表する作家、パトリック・モディアノ氏が選ばれました。 スウェーデンのストックホルムにある選考委員会は、日本時間の午後8時すぎ、ことしのノーベル文学賞の受賞者にフランス人のパトリック・モディアノ氏が選ばれたと発表しました。
なんか前書いたやつがブクマ300超えちゃったみたい。コメント読んでないんだけど、調子に乗って、ぼくがこれはラノベよりひどいなと思った有名な人気小説を紹介したいと思う。 どれも超人気作品なのでぼくの感覚がおかしいだけなのは十分わかってはいるのだけど、こう思うひともいるってことで。本気でラノベのほうがマシだと思っている。こういう小説を好んで読んでるくせにラノベ批判してるやつらって頭おかしいんじゃないのって思う。 というか、そもそもフォークナーやナボコフを原書で読むような日本に1万人いるかもわからないガチの文学オタクのひとたちがわざわざラノベだけを指定して批判するなんてことがありうるのかってことなんだけど。世界レベルの傑作を読んでしまうと、ラノベも一般層向けの大衆文学も大差ないよねって話になるわけで、ラノベはだめで一般層向けの大衆文学はすばらしいなんて話には絶対にならないと思うんだが。 ラノベは
信じられない話ですが、日本では一時期、文学といえば私小説のことでした。 笑い事ではなく、その災禍はいまも希薄化しながら続いているとも言えます。 たとえば作家を〈自由業〉だと考える習慣は、この希薄化した災禍の一部です。 私小説に反対した後続の作家たちの作品も、読者にはほとんど私小説であるかのように、その生活の反映であるかのように読まれました。 では何故、私小説はそんなにも成功を収めたのでしょうか? それを知るには、日本の近代文学の歴史を簡単におさらいする必要があります。 1.戯作者上がりの新聞記者 江戸時代を通じて、執筆専業で食えたのは滝沢馬琴ひとりでした。 幕末~明治初期にかけて活躍した仮名垣魯文も、戯作者の兼業としては伝統的な売薬を営み、維新後は商品広告である「引札」の執筆で禄をはんでいました。 やがて日本でも新聞という新しいメディアがはじまり、その会社員となり定収を得ることで魯文ははじ
暇だからむちゃくちゃ書く いきなり浅田次郎の『お腹召しませ』の跋から引用するんだけど「貴き母国語の司祭たる小説家は、その記す言葉の一句一行に責任を負わなければならぬ」って、これなかなかカッコイイこと言ってるけれども、浅田次郎の文章だってたいがいひどいときはある。語彙は豊富だけど脂っこすぎるから格調が損なわれちゃって、なんだか下品だなーって思っちゃう瞬間も多いよねってわりと共感してもらえると思うんだけどどう? で、こういう話をしてると必ず横から口を出してくる手合いがいて、言うことには「最近の小説家は文章のレベルが低すぎる」。こういうやつには気をつけなきゃいけない、なにしろこいつはそんな侮蔑的なことを言いながらむかしの小説をあんまり読んでないからだ。たしかに百田尚樹はおそろしいくらい下手な文章を書くし、現在まで残ってるむかしの小説家の作品の多くはたしかに文章が上手くて、そのうえたとえば川端とか
ノーベル文学賞を受賞した文豪、川端康成が学生のころに恋人に宛てた手紙が、神奈川県の自宅に保管されていたことが分かりました。この恋人との思い出は、初期の主な作品の題材になっていて、研究者は川端文学の原点を知る重要な資料として注目しています。 保管されていたのは大正10年、学生だった川端康成が文壇デビューした年に伊藤初代という女性に宛てた手紙1通と初代から川端が受け取った手紙10通で、川端が晩年まで暮らした神奈川県鎌倉市の自宅にありました。 初代は川端の7歳年下で初恋の人と言われ、川端が22歳のときに一度は結婚を誓い合った仲ですが、初代の側から婚約を破棄したことで2人の恋が終わり、その理由は今でも明らかになっていません。これらの初代との思い出は、「南方の火」や「篝火」といった川端の初期の作品の題材になったほか、映画化された作品「伊豆の踊子」にも影響を与えたとされています。今回見つかった川端の手
お知らせ2014.05.16 「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」(2014年11月刊行開始)収録内容発表!
マルキ・ド・サド(Marquis de Sade)文学の「ソドム百二十日(The 120 Days of Sodom)」の原本。「書簡と直筆博物館(Museum of Letters and Manuscripts)」で撮影(2014年4月2日撮影)。(c)AFP/MARTIN BUREAU 【4月8日 AFP】マルキ・ド・サド(Marquis de Sade)文学の「ソドム百二十日(The 120 Days of Sodom)」の原稿である巻紙が、長年の法廷闘争を経て、ついにフランスに返還された。原稿はサド没後200年に合わせ、9月にパリ(Paris)での展示が予定されている。 サドが性的堕落や殺人、小児性愛などをテーマに書いた「ソドム百二十日」は、パリのバスチーユ(Bastille)監獄で発見された。 サドがバスチーユ監獄で1785年に書いた同小説には、フランスの裕福な4人の放蕩者によ
2014年03月12日 夏目漱石とか森鴎外の本がおもしろいと思えないんだけど Tweet 98コメント |2014年03月12日 18:00|書籍・読書|Editタグ :古典 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/09(火) 00:29:49.67 ID:ko0mk2tJ0 異端? 当ブログサイトはアフィリエイト広告、バナー広告を利用しています。 3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/09(火) 00:31:24.43 ID:urT0aR9g0 いやあれは読みすすめにくいよ 森鴎外とかもう厨二発症したのかってレベル 9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/09(火) 00:33:41.29 ID:uSBcwURd0 舞姫つまんないけど阿部一族とかちょう面白いよ VIPPERならあの主人公に共感でき
2 : 無名草子さん[] 投稿日:2009/07/25(土) 03:19:33 しなさそう 3 : 無名草子さん[] 投稿日:2009/07/25(土) 03:29:40 高浜虚子からメール。「今高円寺のバーで呑んでるから来い」とのこと。暇だったので、門下生の芥川君と寺田君を強引に連れ出して出かける。芥川君が麦酒二杯で嘔吐してしまい、仕方なく寺田君と担いで帰る。芥川君の体重が軽かったのが救いであった。 4 : 無名草子さん[] 投稿日:2009/07/25(土) 03:50:30 内田君が岡山から戻ってくる。故郷に帰ることよりも、その交通手段である列車が彼にとっては大事らしい。 「君は本当に列車が好きだねぇ」と私が呆れると、彼は丸眼鏡を押し上げ「今に本州全体を列車で旅してやりますよ」と自信たっぷりに言っていた。 夕方、寺田君から貰い受けた文鳥が亡くなる。私の餌やりが悪かったのだろうか。 5
J.D.サリンジャーは自分の本の中に訳者の「まえがき」とか「あとがき」とか、そういう余分なものを入れることを固く禁じているので、そのかわりにこのような少し変わった形で、訳者からのメッセージを送らせていただくことになる。「余計なものを入れるな。読者は作品だけを読めばよろしい」というサリンジャー氏の基本姿勢もそれなりに理解できるのだが、『フラニーとズーイ』という文芸作品が既に古典として機能していることを考えれば(本国で出版されたのは一九六一年だ)、読者に対してある程度の基本情報を提供することは、翻訳者としてのひとつの責務であると考えるからだ。本だけをぽんと与えて「さあ、読めばわかるだろう」というのでは、やはりいささか不親切に過ぎるのではないか。同時代的な本であればそれでもいいだろうが、古典についていえば、その立ち位置の意味合いや方向性についての最小限の説明は必要となる。そんなわけで、この本に関
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