岐阜県美濃加茂市で昨年8月、除草用に飼われていたヤギを盗んで食べたとして、窃盗罪に問われたベトナム国籍の無職ブイ・バン・ビ被告(22)と、同レ・テ・ロック被告(30)=いずれも愛知県春日井市、別の窃盗事件などで公判中=の公判が13日、岐阜地裁(四宮知彦裁判官)であった。2人は「間違いありません」と起訴内容を認めた。 起訴状によると、2人は仲間5人と共謀し、昨年8月9~10日、美濃加茂市の公園で岐阜大学教授が管理するヤギ2頭(時価計約7万円)を盗んだとされる。 検察側の冒頭陳述によると、ビ被告らは昨年8月上旬、仲間の誕生日パーティーを計画。同9日午後、ビールなどの買い出しをした際、仲間の1人が「ヤギを探しに行こう」と提案し、公園でヤギを見つけた。この夜、パーティーの最中にビ被告が「フェンスの囲いにヤギがいる」と話したため、仲間7人で公園に行き、2頭を捕まえて持ち帰り、すぐに解体して食べたとい