「光の粒子と波の二重性を初めて捉えた画像」は誤報。米学会指摘2015.03.17 19:00 satomi 先日話題になった「光の粒子と波の二重性を初めて同時に捉えた画像」に「それは違うぞ!」と米国物理学協会が待ったをかけました。 同協会ニュース通信「インサイド・サイエンス」のBen Steinディレクター曰く、ここでわれわれが目にしている画像は光子(光の粒子)の集合体を捉えたものであり、あるものは粒子として動き、またあるものは波動として動く、それを同時に撮っただけなんだそうな。 量子物理学(宇宙が複数あるっていう多元宇宙論、粒子が一度に2つの場所に存在する理論など、常人の理解を超越する学問をやってる分野)では、宇宙のあらゆる物体は最も基礎的レベルにおいて2つの性質を併せ持つと考えられています。光も環境に応じて粒子と波、いずれかの特徴を帯びます。 その片方を捉えた画像はあるんだけど、光子が
8. 8 MARION BLOUNT et al. IEEE ENGINEERING IN MEDICINE AND BIOLOGY MAGAZINE MARCH/APRIL 2010 センサーデータ常時監視による発症予測 9. 9 青 異常値なし 水 異常値1 黄 異常値2 ピンク 異常値3 赤 異常値4 心拍・SpO2・呼吸・血圧 非構造データを可視化 医療判断の補助に Carolyn McGregor et al. Real-time Multidimensional Temporal Analysis of Complex High Volume Physiological Data Streams in the Neonatal Intensive Care Unit センサーデータ常時監視による発症予測
平成27年(2015年)7月1日(水)に3年ぶりとなる「うるう秒」の調整が行われます。日本の標準時の維持・通報を実施している独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:坂内正夫)は、日本標準時に「うるう秒」の挿入を実施する予定です。 【今回のうるう秒の調整】 平成27年(2015年)7月1日(水) 午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に 「8時59分60秒」を挿入します。 「うるう秒」の調整は、地球の回転の観測を行う国際機関である「国際地球回転・基準系事業(IERS:International Earth Rotation and Reference Systems Service、所在地:パリ)」が決定しており、これを受けて世界で一斉に「うるう秒」の調整が行われています。日本では、総務省及びNICTが法令に基づき標準時の通報に係る事務を行っており、IERSの決定に基
「隕石をピカピカの玉に磨くと…こんなに美しい」宇宙のロマンを感じるパラサイト(石鉄隕石)の写真 いろんなタイプの隕石が地球に落ちていますが、パラサイト(石鉄隕石)と呼ばれるものは全体の2%弱しかなく、希少価値も高いそうです。 成分はニッケル鉄とケイ酸塩鉱物で、磨くと宝石のような美しさを持っているのも特徴です。 球形のパラサイトを磨いたという写真をご覧ください。 こちらが磨いたパラサイト。 直径5.5cm、重さは494gだそうです。 まわすと、金属(ニッケル鉄)の部分と鉱物(カンラン石など)の部分が混じっているのがわかります。 ほぼ金属部分しか見えないアングル。 ちなみにこの隕石、以下のサイトで売りに出されているそうで、お値段は1万2000ドル(約140万円)だそうです。 Seymchan Pallasite Meteorite Slices for Sale 希少な隕石だけに、やはり高い…
家庭に普及し始めたロボット掃除機のように、船に付着した海藻などを水中に潜って自動で取り除く世界で初めての船専用の清掃ロボットを、海上保安庁と民間企業が共同で開発し、作業の効率化やコスト削減につながると期待されています。 この清掃ロボットは、海上保安庁と東京の環境関連企業が共同で開発しました。 1メートルほどの大きさで、2つのブラシが回転し、船に付着した海藻などを取り除きます。 ロボットには、姿勢を制御する6つの小型スクリューが取り付けられ、本体を船に押しつけることもできるため、姿勢が斜めや逆さになる船の側面や底も自在に清掃することができます。 原則として、ロボットに搭載されている水中カメラの映像を頼りに、陸上から遠隔操作しますが、人が操作しなくても、自動で作業を進める家庭のロボット掃除機のような機能もあります。 海上保安庁によりますと、こうした船専用の清掃ロボットの開発は、世界で初めてだと
By Carlos Lee 2013年、アメリカの国家安全保障局(NSA)や連邦捜査局(FBI)などの政府系機関が秘密裏に国民の情報収集をしていた問題が明らかになり、インターネットの秘匿性が大きな話題になりました。通信の秘匿性を高める技術の根幹は暗号化なのですが、「究極の暗号化技術」とも呼ばれる「量子インターネット」の構築に向けた取り組みがアメリカと中国で進められています。 Building a globe-spanning quantum internet | The Verge http://www.theverge.com/2014/11/18/7214483/quantum-networks-expand-across-three-continents 元CIA職員のエドワード・スノーデン氏がリークした情報により、政府機関が「PRISM」と呼ばれる極秘の監視システムを用いて通信内容
NHKスペシャル 医療ビッグデータ 患者を救う大革命 膨大なデータが医療を変える 世界中からセンサーのデータを集め、これまで救えなかった命を救う新システム。患者たちの大量の情報を分析して、入院期間の削減につなげている病院。 これまでの技術では扱うことのできなかった膨大なデータの固まり=ビッグデータが、今、医療の世界の常識を次々に覆しています。ビッグデータがもたらす人類の新たな可能性に迫ります。 病気を「予知」 命を守れ アメリカでは、いま新生児集中治療室に入院する赤ちゃんの感染症をビッグデータから「予知」するシステムの開発が進んでいます。早産などにより免疫力が弱い赤ちゃんにとって、感染症は命の危機につながる大きなリスク。しかしこれまでの医療では、感染が進行するまで検査などで発見することが難しく治療の壁になっていました。そこで研究チームは心電図や呼吸モニターなどが生み出す赤ちゃんの全データを
国立情報学研究所(NII)とNTT(持ち株会社)は10月30日、人工頭脳プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」で、人工知能「東ロボくん」が代々木ゼミナールの大学入試センター試験模試の英語に挑戦した結果、偏差値が50.5と平均を超える好成績を達成したと発表した。 英語以外の教科のチームとの共同による全体成績では国公立大学4校6学部について「A判定」(合格可能性80%以上)に到達したという。 同プロジェクトは、2016年までにセンター試験で高得点を、21年春までに東大の入試を突破できる人工頭脳の開発を目指し、NIIが11年にスタート。各教科ごとにチームが組まれ、昨年には富士通研究所が参加した数学チームが代ゼミ東大模試で偏差値約60という結果を出している。 英語チームには、自然言語処理などの基礎研究に取り組むNTTコミュニケーション科学基礎研究所が参加。複数人による会話から状況や話者の意図を理
書泉ブックタワーで,とてもよさげな本を見つけたので,買ってきて読んでみました。 「入門 コンピュータ科学 ITを支える技術と理論の基礎知識」という本で,アメリカのハーバード大学やUCBなどの多くの大学で採用されている教科書の翻訳書です。 内容的には,情報処理技術者試験の範囲で言うとテクノロジ系の全分野をカバーしている基本書です。 アルゴリズムやOS,データベースやネットワーク,セキュリティ,ソフトウェア工学など,広くいろいろな分野について,考え方を中心に解説しています。 この本は今年(2014年)2月に発行された本で,内容が類書に比べて比較的新しいのも特徴です。 チューリングマシンなどの基本に加えて,人工知能やコンピュータグラフィックスなどの新しめの分野についてもいろいろ触れられていますので,中級者以上の方でも,いろいろ学ぶことはあると思います。 大型本で600ページ以上あり,なおかつ文字
こんにちは,落合です.いまシアトルのMicrosoft Researchで研究しています. のぐたくとアメリカにいったら日常的な話もブログ更新するって約束したので,思い立ったので書いてみます.研究まとめ以外もよろしくね.思ったことをちょろちょろ書こうと思うのです. そして,いかにも挑発的なタイトルでごめんなさい. 僕は永久に勝てないとは思ってませんが,少なくとも今のままじゃアカデミックもビジネスサイドも太刀打ち出来ないんじゃないかなと思います. 僕は日本文化が好きです.日本文化が好きだから,研究とかコンピュータカルチャーに関わる面では日本人にも頑張ってほしいと思っています. あと,専門外のところほとんどわかんないので,触れません.でも,僕ダメなところだけあげつらうのは嫌いなので,つたないながら,しっかり改善点も書こうと思います.よろしくお願いします. さて,今回の要点をまとめると,日本の
「知的好奇心をくすぐられる」という表現がありますが、それはまさにこの本のこと。そう感じさせてくれたのが、『京都大学人気講義 サイエンスの発想法──化学と生物学が融合すればアイデアがどんどん湧いてくる』(上杉志成著、祥伝社)。京都大学教授である著者による、生物学と化学を題材にした講義を抜粋した書籍です。 完全な文系であり、理系と聞くだけで恐怖感をおぼえる私にすら理解しやすい内容。そもそも、「化合物の研究は『メルモちゃんのキャンディー』を考えること」「タクシーに乗ってきた幽霊の真相」「私たちがエッチなのは遺伝子のせい」など、各項目のタイトルもユニークです。だから興味がわき、どんどん読み勧めてしまうというわけ。 一例として、第2講「サイエンス力をつけよう!」から、生物学や化学に無縁な人にも役立ちそうな箇所を引き出してみます。 成功のカギを握る2つのキーワード この項で著者は、どのような商売をする
2014-05-06 月300円でNatureダイジェストが読める新アプリ、これイイわ ガジェット 科学 創刊記念で最新号は無料ですってよ、奥さん NatureダイジェストのiOS/Androidアプリがリリースされました。Natureに発表された注目の科学論文を日本語で解説するNatureダイジェスト、科学情報に飢えている人は是非抑えておくべきでしょう。このブログの記事とはクオリティが違います。Nature ダイジェストNature Publishing Groupニュース無料さて、このアプリは本当に使いやすいのでしょうか?実際に試してみましたので、気になっている人は参考にどうぞ。 300円払うだけでバックナンバーが16冊読めるNatureダイジェストは1冊850円で販売されています*1。街の書店に置いてあるのを見たことがある人もいるのではないでしょうか?Natureが1冊12,186
50歳を超えた植物が突然「ジャックと豆の木」のようにニョキニョキ育つ→屋根まで突き抜けてもまだ成長 こちらの植物は「アオノリュウゼツラン」(青の竜舌蘭)といい、数十年以上の寿命があるそうです。 大きくても人間の背丈くらいなのですが、イギリスで50歳を超えてから突然ぐんぐんと育ちはじめ、温室の屋根を突き抜けてしまったというニュースがありました。 本当に突き抜けてる! 現在は高さ約4.2mあるそうです。(天井の高さは約3.6m) これはイギリスのガーデンセンターにあるメキシコ産の植物で、1968年にフランスから購入したもので50〜60歳とみられています。 屋根を突き抜けてからは1日に5cmほど伸びており、グリーンジャイアントというニックネームが付けらています。 さて、ここで疑問が浮かんだ人もいるのではないでしょうか。 「アオノリュウゼツラン」はこのような姿なのに、天井を突き抜けた部分とは全く似
固体・液体・気体、3つの状態が1度に起きる「三重点」2014.04.05 08:0012,944 そうこ 科学って映画よりテレビより面白い! Triple Point=三重点という魔法のような状況が、科学の世界にはあるんですって。例えば水の場合だと温度が0.01℃、圧力が0.006気圧の時に、液体・固体・気体が同時に存在することができる現象を指します。物質によって三重点は異なりますが、奇跡的な状態と言えそうです。 研究室など特別な機関以外で目にすることはない、とても珍しい状況です。動画越しでもビックリ。 科学ってすごいよ。魔法じゃなくて科学の世界が発展してよかったよ。 (追記 2014/04/051)誤字を修正いたしました。ご指摘ありがとうございます。 [YouTube] そうこ(Jamie Condliffe 米版)
STAP細胞のねつ造疑惑に関する理研の説明会において、小保方さんの実験ノートが3年間で2冊しか残されておらず、日付すら記載されていないことから、STAP細胞の存在を証明できないというような説明がありました(参照記事)。 これに対して東大先端研教授の玉井克哉先生が以下のようにツイートしています。 特許出願するような研究で、日時のわからないラボノートしかないというのは、まったくおかしい。昨年までアメリカ特許法が先発明主義だったので、成果の発表で先行しても「発明はこちらが早い」と他にクレームされるおそれがある。それを避けるため改竄不可能な形で詳細な記録をつけておく。 ? 玉井克哉(Katsuya TAMAI) (@tamai1961) 2014, 4月 3 これはまさにそのとおりです。特にSTAP細胞の研究に関しては、実際に小保方さんを発明者の一人とする特許が実際に出願されている(PCT出願以前
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