1年以上前に、二村ヒトシさん著『すべてはモテるためである』を読んだのですが、その二村さんが影響を受けた本であるという話を聞き、橋下治の『恋愛論』を手に取ってみました。『すべモテ』のほうの感想文はこちら。 上記のエントリでも書いているのですが、私は「モテ」とか「恋愛」というのは、哲学や芸術のことを考える上でとても重要な概念だと思っています。しかし私自身の弱点を1つ上げると、自分はこれまでの人生で実社会における「モテ」や「恋愛」にあまり力を入れてこなかった人間なので、話がどうしても観念的になりがちな傾向はあります。が、とにかくいってみましょう『恋愛論』。 恋愛に必要なものは”陶酔能力” 恋愛論 完全版 (文庫ぎんが堂) 作者: 橋本治出版社/メーカー: イースト・プレス発売日: 2014/07/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る まずこちらの本はですね、1985年に行わ