2012年シーズン序盤戦。新監督の明暗(2) レッズの再建を託されたペトロヴィッチ監督。リーグ戦では2勝1敗とまずまずのスタートを切った。『ミシャ』こと、ミハイロ・ペトロヴィッチ。2006年6月から昨季2011年シーズン終了までサンフレッチェ広島の指揮を執った彼が、浦和レッズの監督となり、チームが始動してから2カ月余りが過ぎた。 彼が志向するのは、攻撃的なサッカー。システムは3-4-2-1で、3バックも前へ出て行くことを求められる。リスクの高いサッカーだ。 1月20日にチームは始動したが、2日目には早くも昨年までとの違いが明確に打ち出された。ゲーム形式での練習を見つめていた監督が語気を強めて言う。 「バックパスばかりするんじゃない」 その後、選手たちのバックパスの数は減ったが、代わりにサイドの選手へボールを付ける回数が増える。 「サイドに逃げるな!」と、再び監督の声が響いた。後日の練習でも
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