ヨルダン戦で先制ゴールを決めた前田遼一。的確な動きと安定したボールさばきで前線の起点となった。 オマーン戦の快勝に続いて、W杯最終予選第2戦のヨルダン戦も6-0と圧勝した日本代表。2試合を通して際立っていたのは、やはりディフェンスだ。 ザッケローニ監督は選手たちに高い守備意識を徹底。守りに入るスターティングポジションと、コンパクトフィールドを保持するための指示を、ゲーム中、ずっと言い続けていた。少しでも綻(ほころ)びが見えると、すかさず選手を呼んで修正し、そうした守備の充実がいい攻撃を生んでいる、そんな内容の2戦だった。 ゆえにこの日も、最終ラインから高い位置をキープ。ヨルダンがやみくもにロングボールを蹴り込んで来ないという事前情報も入っていたのだろう、くさびのボールに対しては完全に狙って対応。ことごとく相手の攻撃の出鼻をくじいた。その結果、前線の選手は自陣深くまで戻らなくて済むため、これ
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